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毎日が誰かの誕生日であり、何かの記念日である366日。
今日は「冥王星の日」だと今朝聞いた。1905年に米国の天文学者クライド・トンボーが太陽系第9惑星として発見したのがこの日。なんでも1月23日と1月29日に撮った2枚の写真を比較して、冥王星を発見したのだという。 その冥王星も惑星ではなく「準惑星」に格下げされたのはまだ記憶に新しいけれど、やはり太陽を中心に回っているものなのは今も変わりはない。 今日の記念日は、ほかにも「嫌煙運動の日」とか「エアメールの日」とかあったけれども、僕が一番目を引かれたのは奄美の「方言の日」。 奄美大島では「シマユムタの日」、喜界島では「シマユミタの日」、徳之島では「シマグチの日」など、島・地域ごとにそれぞれのネイティブな呼び方になっている。 東京郊外に育ち、成人してからは各地を転々としてきた僕だけど、残念ながら母語となる方言を持っていない。 厳密に言えば、伊那谷出身の祖母、転勤族の娘の母、鹿児島出身の父の言葉に囲まれて育ったので、必然的に標準語を話して育ったわけで。もともと武蔵野にあった方言(よく「志村けんのじいさんばあさんコントの言葉」と形容される)は既に絶滅寸前だった時代だった。 岐阜・名古屋時代に言葉の洗礼を受け、気がつけば関西っぽいイントネーションの標準語を話すようになっていた僕。 京都や大阪にも多感な少年時代からよく行っていたので、関西に行けば「京都の大学に4年間通った地方出身者」のようなフェイク京都弁だって話す。 安曇野に暮らすようになってからは、松本平の言葉を少しずつ吸収して語尾につけたりもしてきたダ。さすがに食後の挨拶を「いただきました」と言うのはまだ気恥ずかしいし、普通に話しても岐阜県西濃地方や京都のアクセントが自然に出てくるので、なんだか不思議な言葉を僕は話している気がする。 さて、奄美大島の「方言の日」。 奄美は僕にとって未踏の地なので、奄美の言葉がどんな言葉なのかよくわからない。 黒糖焼酎や鶏飯が大好きでも、言葉というスピリットがわからない以上本当の旨さを知らないのかもしれない。 そろそろ奄美に行ってみたいなぁ。 でも、なぜ方言の日に目を引かれたのかというと、実はごく単純なこと。 昨夜から左目のまぶたが腫れて痛い。カルテに書かれる正式名称「麦粒腫」。僕の育った関東では通常「ものもらい」と呼ばれ、名古屋文化圏では「めんぼ」、関西では「めばちこ」。京都では「めいぼ」が正しいそうだけど、少なくとも僕の周囲にいた京都人はみんな「めばちこ」と言ってた気がする。 ひどい痛みや膿みがなければ、たいてい放っておいても治るものだけど、その分いつでもどこでも誰でもかかるポピュラーな感染症。 だから日本中でいろんな呼び方がされているのはごく自然なことなのだ。 目薬の大手、ロート製薬のホームページには、ものもらいMAP などというコンテンツまであるほど、日本の地方の多様性を示す好例。 果たして長野県では何がポピュラーなのかなと開いてみたら、「ものもらい」が主流。 でもかつては「めこじき」が主流だったらしい。 そういえば祖母は「めこじき」って言ってたっけ??? ああ、思い出せないや。 今、眼科に行ったとしても、他県出身の若い看護婦さんでは「めこじきができた」と言ってもきっと通じないのでは? ということで、明日の朝までガマンできたらガマンしてみるだけ。左目に負担をかけないように気をつけなきゃ。 劇的に腫れたりしたら、観念して眼科に行くか。 考えてみたらもう1年近く病院にも歯医者にも行ってないなぁ。 健康なのか、調子が少々悪くてもガマンしてしまうだけなのか。まぁ、変に元気すぎるより、これくらいがいいのかも、ということにしておこう。 ![]() 笑っているような三日月を見ながら。 スポンサーサイト
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