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小正月、御礼参り、月食、そして、また雪。
1月15日。
昭和の時代に子どもの頃を過ごした僕らにとっては、この日は正月明け間もなくに迎える祝日としてしっかり体に染み付いていた日。この祝日があるおかげで、ただでさえ短い3学期がますます短く感じるものだった。
そう、つい11年前まではこの日は「成人の日」だった。

20歳の僕の1月15日を思い出してみる。
東京郊外の僕の育った町では、成人式は中学校単位に席が決められ、「恩師からの祝いの言葉」などがあり、それはそれで盛り上がるという。
でも、僕は中学から地元を離れてちょっと遠くの学校へ電車通学していたため、僕の座るべき席はそこにはなかった。
だから成人式というものはどこか遠い世界のものに過ぎず、その当時から成人式で暴れる連中がいたということはフィクションを読んでいるような、まったく実感のないものだった。

そんなこともあって、この日は僕にとってはあくまでも「小正月」。
国家制度がどんなに変わったとしても、この日はやっぱり小正月なのだ。

小正月といえば、小豆粥を食べる日。
僕も去年大量に取れた小豆を持て余していたので、今年はちゃんと小豆粥を炊いてみた。
もちろん米は自分たちで育てたコシヒカリの玄米。
玄米を乾煎りして香ばしい匂いを出して土鍋に入れ、水と昆布、そして一晩ひやかしておいた小豆を混ぜて炊く。ほんの少し、ヒマラヤの岩塩を振りかけて。
やや小豆が硬くなっていたけど、それでもおいしく炊けて大満足。
DSCN6400_400.jpg


地域によっては小豆粥の中に焼いた餅を入れたりするという。4日前の鏡開きで割った餅がかびないうちに使うということでまったく理にかなっている。
そういえば、Mさんにいただいた餅があったっけ。でも、別のことでコンロの口が埋まっていて平行して餅を焼けなかったので、今年は餅なしのオーソドックスな小豆粥で済ませてしまった。
安曇野はそもそも小豆粥を食べる習慣があったかどうかも怪しいし、あったとしても餅を入れるかどうかもよくわからないけど、日本の各地の伝統的な食文化はどんなカタチであれ受け継いで次の世代へつなぐのが、僕らの役割なのも間違いない。

食文化の話をし始めると、とてもタイムリーな話題につながっていく。
シー・シェパードによる調査捕鯨への妨害活動。
どちらが攻撃を仕掛けてきているのかは正直なところよくわからないし、わざわざ南氷洋まで出かけて鯨を獲るということは決して正しいことではないという思いがある一方で、鯨を食べるというのは日本古来の食文化であるのも間違いないわけで、とてもアンビバレンツな思いを抱いている。
そもそも僕の世代は給食の人気メニューに「鯨の竜田揚げ」があった世代なのだから、鯨を食べられないのは食文化の断絶だというのも正直な思いだ。
でも、いまさら南極まで獲りに行った鯨を食べるということには大きな抵抗もある。まずフードマイレージ的にまったく不合理だ。そして、そもそも南極まで鯨を追い回さなければ獲れないという環境を作ってしまったのも我々日本人なのだ。
鯨のもつ知性だなんだということを言い出したら、それは感情論というか、古いカトリック的な倫理観の産物であって、八百万の神のいる日本では受け入れられないものだと思うけど、そういった感情をまったく抜きにしても南氷洋への捕鯨船団の不合理さばかりが目につくわけで。
そもそも、鯨って近海で獲れるものだけをその港に近い村の人々だけが海の恵みに感謝していただくというようなものだったはずだ。それが、なぜ学校給食に上がり、日本人の体位向上に一役買うことになったのかから考えてみなければいけないと改めて思う。

西欧文明の倫理観と日本人のノスタルジアというふたつの感情がぶつかり合うだけでは何も生まれてこない。ただそこには争いが起こるだけ。
だから、僕は南紀のような鯨食が一般的だった地域に行ったときぐらいしか、今は鯨を食べようなどとは思わない。


閑話休題。
小正月のことを話すのが本題だった。

この日が成人の日という祝日であったことは、この日に「初観音」の縁日を催すお寺が多かった。
本来の初観音は1月18日。それに一番近い休日を選んで厄除けなどの行事が行われてきたようだ。
最近では成人の日が年ごとに違うこともあって、中信平の厄除け観音のお寺ではそれぞれ開催日が違うほどだ。今年の場合は1月11、12日というのが多かったが。

僕も昨年後厄で、この正月で無事に厄が明けた。
もっとも無事に厄年を過ごしきったという気はまったくしないのだけど、それでも厄除けをしっかりしておいたことでなんとか命がつながったのかもしれない。
あまり信心のない僕だけど、とりあえずご祈祷と施しを受けた者として、ここは御礼参りに行っておこう。
今年はちゃんとご祈祷してもらおうとは思わなかったけど。

雪が残る山麓線からサラダ街道を走りぬけ、朝日村の古川寺(こせんじ)へ。
ここは今も1月15日に初観音の縁日を行っているお寺。今年はこの日は金曜日。予想通り駐車場の入り待ちもなく、スムースに御礼参りを果たしてきた。
去年までの3年間、僕自身の中で少し歯止めをかけてきたことも、これで心おきなく解禁できる。
さぁ、これから羽ばたいていくとするか。
もちろん、急がず焦らずゆっくりと着実にいこう。
DSCN6396_400.jpg


そしてこの日は新月。そこに部分日食が絡むという、ものすごく強いパワーの新月なのだ。
願い事はさっき古川寺で少しだけ唱えてきたけど、できることなら日食の夕日に向かってもう一度唱えてみたかった。
とりあえず、信州も日食がわずかながら見えるエリアには入っていたけれど、あいにくの曇り空、それも今にも雪が降り出しそうな雲が夕方からどんどん流れ込んできていた。

でもネット社会のありがたさかな。たびたびここで書いている「SOLIVE24」で鹿児島から中継するとのことで、僕はMacの画面にそれを映して眺める時間を過ごしていた。あまりの神々しさに言葉が出なくなり、願い事を唱えるのを忘れてしまったけれども、それもまたご愛嬌。
とにかくここが今年の僕のスタートライン。無理せずのんびり、でもほんのちょっぴり頑張っていけばいい。

2010年、どんな一年にしていこうか。お楽しみはまだまだ始まったばかり。
でも、2009年をちゃんと振り返ってなかったな。旧正月まで、まだ少し時間がある。

DSCN6393_400h.jpg


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【2010/01/16 21:50】 | log | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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