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白鳥たちの季節
(12/22朝、本文追加しました。)

今でこそマンガやアニメには何も感じない僕だけど、子どもの頃、「ニルスのふしぎな旅」というアニメが大好きだった。
スウェーデンのノーベル賞作家、セルマ・ラーゲルレーヴが1906年に出版した原作をもとに、NHKが1980年に制作した連続アニメーション。毎週わくわくしながら見ていた記憶が今でも鮮明に思い出せる。
それは何よりも旅心をくすぐられるものだったからに違いない。

手のつけられない腕白坊主のニルスが、妖精(トムテ)に魔法をかけられて小人になってしまうところから始まり、ガチョウの背に乗ってラップランドへと空から空へ旅をする物語。
妖精に魔法をかけられるというのは北欧民話ではよくある話だし、飛べない鳥の代表格であるガチョウが渡りの雁たちにそそのかされて一緒に飛んでしまうという奇想天外さこそあるのだけど、それはさすが国民的作家のなせる業、おとぎ話の世界を超えてスケールの大きな旅物語の傑作だ。
元はスウェーデンの子どもたちの学校の副読本として、スウェーデンの地理を知るためのテキストとして書かれたのだという。その中に織り込まれた環境や道徳に関する意識があってこそ名作として100年経った今も愛されているのだろう。
旅を終えてもとの姿に戻ったニルスは、心優しい少年になっていたという筋書きは、セルマ・ラーゲルレーヴ女史の子どもたちへの大きな願いがこめられている。
それを見ていた僕も、もっと広い世界を知って、大きな心の優しい人になりたいと思ったものだ。

僕はアニメでしか「ニルスのふしぎな旅」は知らないけれども、もう一度見たいアニメでもあるし、原作も時間があるときに読んでみたいと、あれから30年近く経った今でもときどき思ってしまう。

そして、僕の北欧、そして北方への憧れは、きっとこの時代に萌芽したのではないかと思う。
だから冬は自分の生まれた季節とはまったく正反対なのに、大好きな季節なのだ。


ニルスが一緒に旅をしたのは雁の群れ。同じ渡り鳥でも優雅に真っ白な身体で飛ぶ白鳥に比べるとかなり地味な鳥たちだけれども、それでも懸命に季節を連れて旅をする姿はとても美しい。

安曇野には雁はほとんど飛んでこないけれど、南の鉢伏山には「雁」の雪形が春には浮かんでくるので、それなりにはいるようだ。
そもそも日本に来る冬の渡り鳥は、圧倒的に雁よりも鴨が多いそうで、鴨の仲間である白鳥はその姿の美しさゆえに「冬の使者」として愛される。

だから、僕が白鳥たちを見ると、ニルスの旅を思い出してしまうのはごく自然なことなのかもしれない。

11月初めに今年初飛来したコハクチョウは、日に日にその数を増やして安曇野の水辺に生きている。今では恐らく安曇野に何ヶ所かある飛来地の白鳥の数を全部合わせると、700~800羽はいるのではないだろうか。
これから1月にかけて、飛来のピークを迎えることになる。だから、僕もときどき白鳥たちを眺めにいきたくなるものだ。


ということで、白鳥の季節、前哨戦の模様をダイジェスト写真でお届けしよう。


11月13日朝 御宝田遊水池 飛来数まだ34羽
CIMG2694.jpg
CIMG2719.jpg


11月23日朝 御宝田遊水池 飛来数106羽
CIMG3197.jpg
CIMG3209_2.jpg


12月1日朝 御宝田遊水池 飛来数122羽
CIMG3423.jpg
CIMG3428.jpg


12月16日夕 北穂高狐島の田んぼ
CIMG4365.jpg
CIMG4354.jpg

12月16日夕 御宝田遊水池 飛来数152羽
CIMG4376.jpg
CIMG4386.jpg


12月20日朝 北穂高狐島の田んぼ
CIMG4604.jpg
CIMG4607.jpg
CIMG4615.jpg
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【2008/12/22 12:19】 | 安曇野を歩く | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
<<春のような雨が上がり雪になった。そして僕はこんなものを食べている。 | ホーム | 東京は夜の7時>>
コメント
白鳥が日を追う毎に増えていきますね。

遠くの山々もどんどん雪が深くなって。
寒そうだけどとってもきれいです。
【2008/12/20 23:50】 URL | ふみ #-[ 編集] | page top↑
>ふみさん
そちらも白鳥の湖、いくつかありましたよね?
白い山々を背景に見られる日にはぜひ見に行ってみてくださいね。

しかし昨日の季節はずれの暖かさには参りました。なんとなく調子狂ってしまったし。
でも今日からはようやく冬らしい日々に戻るとか。洗濯物の乾かない憂鬱な時期になってしまいました。
白い山々を見渡すのも、もう年内は無理かも。はい、年末寒波がやってくるようです。くれぐれもお気をつけて。
【2008/12/22 12:23】 URL | terra-sun #-[ 編集] | page top↑
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