スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
花の里・千曲市、人情紀行~その1・ちょっと変わった博物館
4月4日、おかまの日。キンの有無は別にしても今年のこの日は金曜日。
今年は時期的に間に合わないのがわかっていたけど、来年、無事にライターとしての仕事ができていたときのための事前調査と、戸倉上山田の力強い温泉に入りたくて、険しい峠を二つ越えて1時間ちょっとかけて千曲市へ出かける。
たった4時間ほどの滞在だったけど、心をオープンにしていったおかげで、地元のいろんな人と出会い、たくさん話をすることができて、有意義な時間だった。本来の取材先じゃない人との出会いにこそ、旅のいいヒントはたくさんあるのだから。

今回からそんな出会いを少しずつ書いていこう。そうすることによって、わが安曇野と同様に平成の大合併で多くの観光資源をもつ市になった千曲市を応援していけたらと思うのだ。そして余裕が出てきたところで、環境施策もしっかりやっていって欲しいという思いもあるのだけど。

日本初?貯金箱の博物館「にしざわ貯金箱かん」
CIMG7939.jpg


ほんまもんの温泉がぎょうさんあってどこでほっこりあったまろうかいつも悩んでしまう戸倉上山田温泉。
今回は「戸倉国民温泉」という昔ながらの共同浴場へ。一見の僕が浴室に入っていっても「こんにちは」と地元の皆さんが声をかけてくれる素敵な温泉。温泉の歴史の短いわが安曇野ではなかなかない気持ちのいい瞬間にとても嬉しくなる。
CIMG7933.jpg

入浴後の火照った体を冷ましながら、いいネタはないかと上山田温泉街のはずれにある「千曲市総合観光会館」に立ち寄ると、まだオープンしたばかりの小さな、でも個性だけはどこにも負けない博物館があると知り、汗がひかぬままにそこへ向かう。

それが今回ご紹介する「にしざわ貯金箱かん」。
長野信用金庫職員だった館長の西沢勝実さん(65歳)が、長年蒐集してきた貯金箱のコレクションを展示している。
全国にいる熱心なおもちゃのコレクターが、自分のコレクションを展示するような博物館やギャラリーはいたるところにあるけれど、同じようにどの家庭にも何個もあるのが当たり前なのに熱心なコレクターはそれほどいないような、貯金箱の博物館はほかにはすぐには思い浮かばない。
帰宅後検索してみると、尼崎信用金庫の企業博物館として「世界の貯金箱博物館」というのがあるのと、倉敷の美観地区内にここより小規模な古美術店に付設の「倉敷貯金箱博物館」があると知ったけれど、純粋に個人コレクターが5000点以上もの貯金箱を集めてそれだけを展示するというワンテーマ・ミュージアムとしては日本初なのは間違いない。

新築の建物はまだ木の香りがしてそれだけでゆったりした気分になれる。そこへアンティークな貯金箱はもちろん、今も企業のノベルティとして配布されているようなものがたくさん並んでいるのに圧倒される。
ただ、博物館の運営という点では素人の西沢さんやスタッフの皆さんゆえに、分類方法があまり垢抜けていない感は否めなかったけれど、それもまた素朴な魅力となっていて素敵だ。
古今東西のいろいろなキャラクターや動物などが一堂に会していると、貯金箱が普及した高度成長期から現在にいたるまでの世相まで見えてくるのも面白い。
国民的キャラクターのキティちゃん、ドラえもん、ディズニーキャラクターなどはさすがに数も多いけれど、意外にも今大人気のリラックマが1個も見当たらなかったのにはちょっとびっくり。そっか、ああいうだらだらキャラはお金貯まりそうにないもんなぁと妙に納得。
さらには常設展示のほかに、毎月テーマを変えて展示するコーナーもあったり、こういう切り口もあるのだと目から鱗の小さな博物館だ。
ちなみに今月の特別展示テーマは「猫」。猫を愛する友人の多い僕だけど、そんな人たちがこの展示を見て喜ぶ光景が脳裏に浮かんで僕までなんだかにやにやしてしまう。

2階は地域のアーティストの作品を展示するギャラリーになっていて、単なる蒐集品の展示という自己満足になってしまいがちな傾向を抑えて、しっかり地元密着という考え方を持って運営されているところにも大いに共感した。

ちょうど受付にいらっしゃった西沢さんに「とてもいいものを見せていただきました。ありがとうございました。」と話すと、飾らない人柄をにじませるやさしい語り口の中にコレクターとしての熱さを感じさせてくれるお話を少しだけ聞かせていただいた。
人のいい話好きのおじさんのやっているギャラリーという感じでますます好感度アップ。
あとはいかに集客、そしてリピーターを増やしていくかというところに成功への鍵がある。
温泉街のイベントとタイアップして何かやってみるのも面白そうだし、ポップアート的な要素も大いにある貯金箱の世界をより多くの人に知ってもらうような活動をされていけば、きっと上山田温泉のひとつの核になるだけの可能性を秘めている気がする。

歓楽温泉街としての戸倉上山田温泉はすでに過去のものになりつつある。(まだ芸者置屋や大衆演劇の劇場は残ってはいるけれど)
これからはもっと文化の香りを感じさせて、近隣の豊かな自然ともリンクさせながらやっていくことに、大きな活路を見出せるのは間違いないだろう。
長引く不況でお金をたくさん落としてくれる「社員旅行」のような団体客はこれからますます減っていくに違いないけど、個人客をしっかり呼び込めるようなアイディアは僕の頭のなかにはいくらでも思い浮かぶ。
例えばこの花の時期とか収穫の6月とかなら、あんずの里へのシャトルバスを走らせて、その停留所のひとつに「にしざわ貯金箱かん」前というのを設けるだけでも人の流れが確立できる。
夏の避暑観光シーズンなら夜間開館をやってみるというのもいい。風呂上がりの夕涼みに、浴衣に下駄ばきで訪れることのできるミュージアム、なんと素敵じゃないか。

あとはまだホームページがないようなので、何も動きがなさそうだったら、僕がディレクションをして、周囲にいる的確な表現力をもったWebデザイナーさんたちと一緒にホームページを作ってみたいとまで思わせてくれるのだ。
数ヶ月後にきっと僕は再訪するだろうけど、そのときにもまだホームページもないようなら、ちょっと提案してこようかな。

CIMG7936.jpg

にしざわ貯金箱かん
千曲市上山田温泉3-10-5 Tel:026-213-4612 Fax:026-275-1505
開館時間:10時~17時30分(入館は17時まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、展示替期間、年末年始
入館料:一般600円、小・中学生400円
     (団体、障がい者・介護者、65歳以上割引あり)
スポンサーサイト
【2008/04/05 23:46】 | ちょっとお出かけ | トラックバック(0) | コメント(6) | page top↑
<<うううっ・・・貧乏暇なし | ホーム | 4月。>>
コメント
私は、「貯金箱の博物館」といえば、尼信本店のものしか知りませんでした。それにしても凄い数ですね。
【2008/04/06 21:59】 URL | むら #iIR93Du6[ 編集] | page top↑
nanookさん、こんばんは。

戸倉上山田、いいですね。泉質は「単純硫黄泉」でしたかね?

私は亀の湯で入りました。結構共同湯が多いところですね。

信州は素晴らしい温泉が一杯あり、札幌から羽田経由で信州まで行きたくなってしまいましたよ。
【2008/04/07 23:33】 URL | のむ #Q.13iaBo[ 編集] | page top↑
上山田温泉は、最近は部活やサークルの合宿所に使われているんですって。
それもいいですが、他に何か・・何か・・風情のある雰囲気を出せないかなぁと思います。

数年後、私の本籍地は ここ「上山田」に変わる予定なので、私もこの土地は気になります。
【2008/04/08 09:02】 URL | tako #-[ 編集] | page top↑
今夜も新しい記事を書いている余裕がないので、忘れないうちにお返事です。

むらさん。
尼信のも是非見てみたいですね!
5000点とは言っても、公開されているのは常時2000~3000点程度だそうです。ときどき入れ替えながら、さらにコレクションを増やしていきたいと西沢さんのお話しでした。

みなさーん。
いい状態の古い貯金箱をお持ちの方、ぜひお知らせください。珍しいものなら寄贈するルートを作りますので。


のむさん。
戸倉上山田は何十本と源泉があるので(トータル湧出量は毎分9000ml!)、微妙にそれぞれ個性があって面白いのですが、基本、単純硫黄泉ですね。成分量によって単純泉になったりもします。
ちなみに「戸倉国民温泉」は滑らかな肌触りの単純泉でした。すぐ近くの「万葉超音波温泉」はもともと炭酸含有量の多い単純硫黄泉だし、千曲川をはさんで対岸の上山田でも源泉によってずいぶん湯質が違います。
「亀の湯」は去年リニューアルしてキレイ系の施設になったのですが、お湯のよさは変わらず素晴らしいです。
ぜひ飛んできてくださいね。新幹線なら東京駅から上田まで1時間半、しなの鉄道に乗り換えて20分ほどで戸倉駅に着きますので、お帰りの際にでもちょっと寄り道してください。すぐに馳せ参じますので。


takoちゃん。
ををを、そんな話が・・・ そのうちに事情聴取に伺います。(冗談ですってば)
学生さんの団体(特に体育系サークル)は自分のやっていることで精一杯で夜の街に繰り出すことはあまりないから、そういう意味ではもっとアダルトな世代を狙って何か仕掛けられたら面白いのですが・・・ 東京からも近いから、ヤング・ファミリー層やお金に余裕のあるシニア世代をターゲットにできることはないかなぁと僕も夜な夜な考えています。
まぁ、まずは安曇野でそういう仕掛けを成功させてから乗り込んでいくつもりです。

※実は今夜もさっきまであるイベントの打ち合わせで穂高駅前のカフェ「ひつじ屋」にこもっていました。詳細は明日の記事にて。
【2008/04/09 01:04】 URL | nanook.azumino #-[ 編集] | page top↑
9000mlなんて、少ないはずはありません。これじゃぁほんの9リッターやないか~
正しくは9000リッター。本当に桁違い、単位違いです。
謹んで訂正いたします。
【2008/04/09 01:16】 URL | nanook.azumino #-[ 編集] | page top↑
にしざわ貯金箱かんのWebSiteできました。
ご覧ください。今後ともよろしくお願いします。
宣伝ですいません (^_^;)

http://www.chokinbako.ecnet.jp
【2008/04/21 03:53】 URL | kiomy #-[ 編集] | page top↑
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://nanook0707.blog109.fc2.com/tb.php/219-0962358a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。