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ちくわ大好き、信州人?
今日はライター売り込みの材料として、かつて岐阜・名古屋時代にやった小さくもでっかい旅の記録を、新しいblogに展開するという作業をほぼ一日やっていた。その合間に蔵に挨拶に行ったりもしたのだけど。今日は穂高も大町もときどき雪がちらちらする寒い日だったけど、温泉で昨日から痛めている足をのんびり暖めたりもして、結構盛りだくさんな一日だった。
その割にはネタになりそうなことをあまりしてなかったので、今日は昨日書こうとして操作ミスで消えてしまった記事を再掲しよう。


いつだったか、友人から「信州人はちくわが好き」と聞いたことがあった。消費量が全国平均よりもかなり高いとのこと。そういえば郷土料理として「ちくわの煮付け」などもあるもんなぁ。これは田舎の大衆食堂の定食や民宿の朝食の小鉢などとしてついてくるから、知っている人も多いのではないかと思う。

先週近所にオープンしたスーパーの開店セールの広告に、でかでかとちくわが日替わりの特価品として載っているのを見て、本当にちくわって信州人に愛されている食材なんだなぁと改めて思うと同時に、本当に信州人はちくわ好きなのか、ちょっと調べてみたくなった。
CIMG7813.jpgこれがその広告。

ということで登場するのが、総務省の家計調査の統計データ。これは経済地理学という学問をやっていた僕にとっては学生時代にトイレットペーパーと同じくらいにお世話になったものだったりする。
図書館で調べてもよかったのだけど、とりあえず、ネットで検索してみたところ、都道府県庁所在地と政令指定都市49市(2004年当時)のちくわの年間購買額では、特産品としても愛されている鳥取市がダントツの第一位。以下、徳島、佐賀、松山などと続き、8位に甲府市、9位に我らが長野市が出てくる。ちなみに最下位は那覇市(食文化の違いで納得)、ブービーはなぜか富山市。なんとなく新鮮な魚介類が取れるからちくわの生産も多そうな気もするのに、やはり鮮魚の方が好まれるのだろうな。
内陸県の山梨、長野が多いのは、鮮魚の流通がままならなかった頃の名残りなのだろうし、交通網と冷蔵輸送技術の発達で鮮魚がそれほど質が落ちないうちに店に並ぶようになった今でも、それがしっかり食文化として残っているのだと解釈すればほぼ間違いないと思う。

で、上の広告を見てほしいのだけど、「ビタミンちくわ」というものが信州ではごく当たり前に売っている。ほかの土地ではあまり見ないものだ。名古屋あたりには結構出回っているそうなのだけど、8年にわたる名古屋文化圏暮らしの中でも僕が気づかなかっただけなのかな?
どんなものかというと、魚油に含まれるビタミンA・Eを強化したものとのこと。これは冬場に野菜不足になる雪国・信州では実に理にかなったことのような気がする。

今、うちのあたりで普通に買える「ビタミンちくわ」は、ほとんどが能登の「スギヨ」のもので、この広告の2袋150円というのは激安だが、普段でも1袋100円ぐらいで手に入るものだ。
あとは、昔はローカルCMとして有名だった「マルタツのビタちく」(愛知県安城市の「ヤマヨ食品」製造)ぐらいだろうか。♪母さん早く お願いね♪. ♪マルタツマルタツマルータツの ビタミンちくわ♪というCMソングだということだけど、残念ながら僕は聴いたことがない。

先日訪ねた飯山の町の鮮魚店の看板にもしっかり「ビタミン竹輪」の文字が・・・
CIMG6814_1.jpg
それだけ生活に根付いたものなのだ。

ところで蕎麦の国に住みながらも、讃岐うどんも大好きな僕が、トッピングとして大好きなのは「ちくわの天ぷら」。ほかにも好きなトッピングはあるけど、讃岐うどんではメジャーなちくわ天なのに、高松市は統計の上位にも下位にも挙がってこないのも不思議な気がする。
あと、名古屋時代、東京への前泊出張の際は、必ずと言っていいほど「豊橋名産ヤマサの豆ちくわ」(カップ入りでわさび漬けつき)とプレミアム・モルツを楽しんでいたっけ。
ヤマサのちくわは結構お上品な食べ物だけど、ビタミンちくわだって意外にうまいのだ。

やっぱり僕にも信州人の血が流れているのだと認識する瞬間、それがちくわをかじるときだったりするのはここだけの話ということにしておいてくださいな。はぁ。
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【2008/03/28 23:59】 | 信州不思議図鑑 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
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コメント
以前鯖の缶詰の消費量が多いと聞いたことがあります。
やはり山国のせいでしょう。
【2008/03/30 15:37】 URL | EF63 #PSnYe7JY[ 編集] | page top↑
EF63さん。
確かにサバ缶も消費量多いかも。
さっき、思わず安売りのサバの水煮缶を買ってしまいそうになりました。
今度図書館でゆっくり家計調査統計とにらめっこして、信州の不思議をクローズアップしていきます。
【2008/03/30 21:29】 URL | nanook.azumino #-[ 編集] | page top↑
はじめまして。
長野県人の旦那を持つこと33年。
ビミサン、ビタミンちくわにいたっては他府県でお目にかかったことがありません。
でも、ビタミンちくわは名古屋でもでまわっているんでしすか、ほっー。←この「ほぉーっ」も長野の人の言葉の合間に出ますよね。(笑)
こんなことを面白がっています。
【2008/12/18 08:53】 URL | kumakuma #-[ 編集] | page top↑
>kumakumaさん
ご訪問ありがとうございます。1年近く前の記事を掘り起こしてくださって、あの頃何を考えていたのか思い出す機会をいただき感謝です。

ビミサンは山梨県の会社の製品なので、山梨では普通に売ってますが、山梨・長野以外では確かに見たこともありません。
ビタミンちくわも製造元が能登七尾と愛知安城に集中しているにもかかわらず、石川県では「ビタミン」じゃない普通のちくわの方が人気が高いし、愛知県でもあまりメジャーじゃありませんね。
名古屋時代は安売りしてても気づかなかったほどです。最近は名古屋に行ってスーパーに入ったらついチェックしてしまいますが。

「ほーっ」は全国的に言われてるのかと思ってました。というのも、僕が育った東京都下多摩地方でも当たり前に使われてたので。
もしかしたら信州人の「ほーっ」と他の地方の人の「ほーっ」はニュアンスが全然違うのかも知れませんが。

方言や地域性って本当に面白いですよね。「県民性」に関する話題がこの1,2年大いに流行っていますが、狭い島国日本でもこれだけ多様な生活文化があるということはほんと、誇るべきことだと思います。相手を認めることでみんなやさしくなれる、そんな話題のきっかけにもなりますしね。
【2008/12/18 09:58】 URL | terra-sun #-[ 編集] | page top↑
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