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もうひとつの旅立ち、新月の日に


8月13日が今月の新月だった。

ある種の占星術だと「月人」に分類される僕にとって、月の満ち欠けが地球上の事物に及ぼすさまざまな影響については嫌でも興味を持っていた。
もっとも占いは「いいコトだけしか信じない」タイプの人間なのだけど、数年前に旧暦(太陰暦---月の満ち欠けをベースにした暦)に従って家庭菜園をやってみたところ、なるほど理にかなっていると実感した。その年は恐ろしく長く暑い夏だったのだけど、旧暦だと盛夏にあたる6月が閏年で2回あったということに納得。そんな夏に水の管理を怠ったらてき面に収穫に影響が出たし、暦の進みが遅くなっている分冬の訪れも遅く、11月までトマトが露地で収穫できたし、そのとき以来田園生活には旧暦の発想が必要だと思ってきた。

そして去年新しく仲のよい友達になった女性が、この5月の新月の日にアロママッサージのお店をオープンしたのを少しだけお手伝いしながら、改めて月のパワーを知ることになる。
特に女性の身体は月の満ち欠けの影響を受けているわけで、彼女のお店(=女性向けの癒しの場)のホームページを作りながら、僕も常に月のことを考えていた。

新月から月が14日かけて満ちていく間のパワーは、何かを始め、創り、広げていくのにふさわしい力があると彼女は言う。逆に満月から新月に向かう14日間は守り、温め、ときには軌道修正をしながら育てていく時期がふさわしいと。
なるほど、そういう発想もあったのか。11歳も年下の彼女から、僕はなんだかいろいろと地球上で生きていくのにとても大切なことを教わったと思う。Yさん、ありがとう!

そんなわけで、ずっと温めてきたことを実行に移そうと思ったのだ。

数年前、客先に常駐して開発を進めてきたシステムズ・エンジニア(システムは複数形が正しいと会社を辞めた今でも信じてる・・・余談ですが)として、昼も夜も休日もない生活、怒声の飛び交う職場の中に、僕の身体と心のバランスが崩壊してしまった。突発性難聴、慢性胃腸炎、不眠といった身体症状が現れ、それぞれ対症療法でやり過ごそうとしたが、ひとつの症状が消えるとまた別の症状が現れるという状態で、正式に「うつ病」と診断されるまで2年近く頑張り過ぎたのだ。
その後病欠を繰り返し、良くなったり悪くなったりの日々が続いたのだが、その悪い流れを断ち切ろうと長距離徒歩旅行に出かけることになった。

最初は4年前に岐阜県大垣から伊勢神宮まで、10日間ほどかけて歩ききった。仕事をしながら休日につないで歩くというスタイルしか取れなかったので、毎回目標地点を決めてそこから家に帰り、また次の休日にそこから次の目標地点まで行くというやり方だった。そのときはとにかく毎日20kmを歩ききるということに精一杯で、それほど余裕のある旅ではなかった。
3年前には琵琶湖を15日ほどで一周した。それもやはり同じ休日に歩きつないでいくスタイルだったが、伊勢への旅の経験で体力が上がったおかげで周囲を見回して楽しく歩けるようになった。ときどきは友人たちが一緒に歩いてくれて、話しながら歩いた。途中で出会った人たちともときどきは話せるように戻ってきた。
2年前から熊野古道伊勢路(伊勢神宮~熊野本宮大社)を同様のスタイルで歩いてきて、今年の2月に熊野速玉大社、熊野那智大社を参拝し、あとは本宮までの雲取越の道を残すのみとなった。
ただ、その旅の途中、うつ病の薬の作用が悪い方向に働いたのか、躁鬱の様相が出てきて入院、退院後には家庭が崩壊、さらには再発を恐れた会社からは身体も頭脳も元気になったのに半強制的に休職させられたり、本当に散々な時期だった。

悪い流れを断ち切るために出たはずの旅だったのに、別の悪い流れに引き込まれてしまったようだ。

でも、悪い流れは立ち止まって改めて現状認識をすることで変えることができる。僕はそこで安曇野に暮らすことを決意した。少しでも自分の気持ちが落ち着いていられる場所で、ゆっくりと暮らしていきたかったのだ。

それが僕にとっての本当の旅立ちだった。不惑の年になろうとも、ようやく40にして立つことができたのかも知れない。
フリーランスになることは実現したけれど、まだ本格的に仕事ができる段階にはこれからが勝負だ。
そして農業を本格的に始めること。新しい安曇野ブランドを創る基盤のひとつとなることを実験的に始めてみようと思う。
だけど、そんな思いが形になって動き出す前に、僕にはやりたいこと、やるべきことがある。

旅人は旅をしているからこそ旅人なのだ。
ようやく定住の地を見つけたけれども、毎日を「日常」にせずにやっていきたいからこそ、日々の暮らしも旅なのだ。

前置きが長くなってしまった。
とにかく、計画は全然まとまっていないのだが、まずは行動から始めようと、昨夜、新月の夜、ちょうど日付をまたぐ時間にナイトウォークに出た。

これから日本一周徒歩の旅を始めるのだ。


ツール・ド・フランスでも初日はだいたいが出発地点から周回コースで戻ってくる。だから僕もそれに倣って、有明一周を試みた。

しかし、思ったように身体が動かない。引越しのゴタゴタで外食が続き、体重が増えてしまったこともあるのだろうか。それとも精力的に県外も含めていろいろなところに顔を出してきた疲れもあるのだろうか。

だけど、熱帯夜とは無縁のこの地の夏の夜風は本当に気持ちがいい。折りしもペルセウス座流星群の美しい夜。流れ星が落ちてくる北の空に向かっていると、何個も明るい光が流れていく。願いをこめるには短かすぎる時間。とても3度も唱えることはできない。
それでもそのたびに大切な人たちの名前を口にしてみた。そうすることで彼ら彼女らにも幸せな気持ちが届くようにと。



さぁ、これから旅のおおまかな計画をしっかり立てよう。でも常に余裕をもって、行き当たりばったりになってもいいようにしよう。
まずは北海道を目指そう。小樽行きのフェリーの出る新潟まで今月末にはたどり着けるだろうか。

今夜は第1回安曇野大花火大会だけど、きっとこれから毎年の恒例行事になるだろうから、今年は歩きながら遠くから眺めてみようと思う。一緒に見ようと言ってくれた友人たちには申し訳ないけれど。

今日は夕方涼しくなってから歩き始めよう。どこまで歩きつなぐことができるだろうか。終電で帰宅できるところまでしか行けないし、出発の時間次第では大した距離は行けないかも知れない。
でも、流星群が見えるうちはしばらくナイトウォークを楽しみたい。昼間の風景はよく知っているところだから、夜、暗闇の中を行くのは新鮮な気持ちで歩ける。

ということで、この旅については別のブログでも展開します。ケータイから写真つきで簡単に更新できるところを探したら、このブログにもリンクを張ります。
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【2007/08/14 12:24】 | 安曇野を歩く | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
<<ああ、早速挫折。 | ホーム | 暑い。とにかく暑い。~安曇野通信第一便>>
コメント
おめでとうございますヽ(^o^)丿
新しいスタート、遠くから応援しています♪お互い、満月のように満ちて輝けるよう、楽しみながらがんばっていきましょうね~!
【2007/08/15 13:31】 URL | たんぽぽ #-[ 編集] | page top↑
初コメントいただきました。拍手まで!
たんぽぽさん、ありがとう。
満月のように輝く、本当にそうなっていきたいですね、お互いに。
僕もたんぽぽさんのこと遠くで応援しています。今度再会したとき、お互いが少しでも月齢を増して輝きが増えていると信じています。
【2007/08/16 18:22】 URL | nanook.azumino #-[ 編集] | page top↑
はい。北の大地でおいしいお刺身とともに
お待ちしております。
できれば、、、10月上旬希望♪
仕事でいなくなるかもしれないので。

【2007/08/16 21:19】 URL | 計算尺 #-[ 編集] | page top↑
ああ、おいしい刺身・・・食べたいっす。
意外と安曇野は日本海が近いので、それなりにうまい刺身が食べられることもありますが、貧乏なので閉店間際のしなびかかったのしか買えませんので、本当に楽しみです。
10月上旬ですね。ではその時期をターゲットにコースも考えながら訪問しますね。
今のところ、9月上旬に小樽に上陸して、時計回りに回ろうと思っています。ただ、海岸線沿いというのにはこだわっていなくて、北海道は各支庁に足を踏み入れるということで行こうと考えていますので、何とか間に合うかな。
もっとも地元や名古屋や横浜、北陸で既に用事が入っている日があって、その期間通しで回れないので、間に合わなければ千歳から飛行機に乗る前日に寄らせていただくかもしれません。

姉さまだけでなく、北海道でご覧の皆さん、こんな風に考えてますので、また連絡しますね。
【2007/08/18 18:02】 URL | nanook.azumino #-[ 編集] | page top↑
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