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凄いぞ!折田先生。
もう21年も前の話。受験生だった僕は京都大学が第一志望だった。だけど浪人してまでその夢を追い、模擬試験でもかなりいい線まで行っておきながらも、いざ出願の段階になって母親の猛反対に合い断念したという屈折した過去がある。
何よりもその自由な学風に僕は憧れた。人一倍自立心が強かったのは、親への抵抗と反発からだったのだけど、その自立心、そして自ら考え行動する欲望を満たすことができる大学は、最高学府の東大ではなく、やはり京大が一番だと思っていた。その次が北大かなぁ。結局どっちも受験させてもらえなかったのだけど。

都内の私立大学に通うようになった僕は、長期の休みには京大に初志貫徹して進学した高校時代の同級生を訪ね、休み中のキャンパスや左京区方面の街でニセ学生を演じた。その中でフェイク京都弁も覚えるわけだけど。
当時の吉田キャンパスは僕が通っていた大学とは違ってさまざまな立て看板が並び、そこには政治的なものからサークルの勧誘までペンキで書かれていて、とても雑然とした雰囲気があったっけ。
ここ数年、京都に行く機会が増えたけれど、市バスでキャンパスの横は通っても中に入る機会はまったくなかった。だから今がどんな感じになっているのかわからないけど。

そんな中、ここ数年来話題になっている「折田先生像」が今年も登場したとのニュースが。(京都新聞電子版2/25付より)
今年は「アンパンマン」のキャラクター「てんどんまん」だそうだ。

「折田先生像」とは・・・
京大の前身、旧制第三高等学校の初代校長、折田彦市氏を記念して作られた銅像。
京大の自由な学風の基礎を築き上げたのが折田先生ということで、1940年に初めて銅像が作られ、戦時中の金属供出で一時は石膏像になったものの、1955年に再度銅像として建立。
京大草創期をしのぶシンボルとして愛されたが、1980年代後半から落書きやいたずらが後を絶たなくなり、1997年に総合人間学部図書館地下に幽閉されてしまった。
しかし、その後も、毎年入学試験のシーズンになると、どこからとなくハリボテで作られて出現する。そして雨風にさらされ、最後は何者かに破壊されて消えていく・・・

ああ、こんな遊び心が今の京大生にもしっかり息づいているんだなぁと嬉しくなってしまう。
それも単なるいたずらの域を超えて、世相を反映していたり、あるいは茶目っ気たっぷりだったり、インテリジェンスをしっかり感じさせる一方で、ハリボテの裏には女性アイドルの写真が必ず貼られているのが「伝統」だったりとちょっとサブカル感もあるわけで、人畜無害な愉快犯という感じでなかなか素敵だ。
ちなみに去年は不二家の騒動に反応して「ポコちゃん」だったそうだし、今年の「てんどんまん」は食に対する危機感が表れていると評されている。

ところが、これが京都新聞電子版に載ったのを見た「アンパンマン」のキャラクターの版権をもつ会社から京大へ問い合わせがあり、大学側が実情を説明したところその会社からは「撤去要求はしないが著作物のイメージを損なわないようにしてほしいとの要請」があったそうだ。
それを受け、京大のサイトには、淡々と「吉田南構内の風物詩の一つとして一定の期間状況を見守っています。」、「一番望ましいのは制作者が判断して自主的に撤去されることですが、それがかなわない場合は、折田先生像が風雨に打たれ、誰がみてもみすぼらしい可哀相だということになった際に、当方で撤去せざるを得ないと考えています。」といった事実上黙認という声明を出している。
ああ、この対応も京大ならではの自由さのなせる業だなぁ。ますます嬉しくなってしまう。

同じことをもし僕の出身大学で創設者像に対してやろうものなら、大学当局が即刻撤去すると同時に犯人探しをすぐに始めることだろう。リベラル派の僕の師匠や現学長なら笑って許すに違いないけど、保守派の論客も多い大学だけにそういう動きが起こるのは間違いない。

もう僕が京都大学に学ぶことは無理だけど、何らかの形で京大出身者や関係者と接する機会はきっといくらでもあるはずだ。
日本一自由なキャンパスで磨いた知性と触れ合うことで、僕もいい刺激を得ていけたらいいなと改めて思う。
もちろん、京大関係者以外でも、自由で柔軟な発想を持っていろいろな物事に取り組んでいる人たちにたくさん会っていきたい。そんな人たちから盗めるものはどんどんもらって、もっともっと心の大きな人間になっていきたい。

そんなことを考えさせてくれる「折田先生」像。凄いぞ。素敵だ。
間に合えば4月あたりに京都を再訪して実物を見てみたいものだ。それまで破壊されずに残っていることを願いつつ・・・

参考サイト:折田先生を讃える会
Googleサーチ:折田先生
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【2008/03/03 21:39】 | ニュースから | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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