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氷筍水がやってきた
今日は1日おきにやってくる蒸し米の量の多い日。白米で660kgというのは蒸すとやはり1トン近くになるわけで、2人がかりでやったとしても相当大変な作業なのだが、今日は仕込み用の天然水「氷筍水」が折りしも掘り出しの佳境の時間にタンクローリーでやってきたためほとんど1人で掘ることに。
約10kl。立山黒部アルペンルートの玄関口、扇沢から運んできたのだ。
この氷筍水、確か黒部ダム建設時の関電トンネルを掘っていたときに出てきた水で、あまりの冷たさに下から筍のように盛り上がってできる氷筍(ひょうじゅん)ができるそうだ。ちなみにこの氷筍、1998年の長野オリンピックの際には、スピードスケート会場のMウェーブに敷き詰められ、その分子レベルでの結晶の形の違いから得られる少ない抵抗によって、世界新記録が連発されたということでも知られている。
・・・と聞くと特別な水のようだけれども、扇沢のバスターミナルでこの水は飲めるし汲むこともできるので、アルペンルートを旅する人や登山者には結構馴染みの深い水だ。僕も立山に入るときは、いつもここで水を汲んで行ったっけ。清冽な冷たさに身が引き締まる思いをいつもしたものだ。
この「氷筍水」は、これから純米吟醸などの仕込み水として使われる。実際に使うのは6キロリットルほどだということだけど、劣化を防ぐために10klタンクに一杯に満たしておくのだ。
仕込み水を飲むのも酒蔵を訪ねた人々には楽しみのひとつ。無骨で巨大なホーロータンクに入ったこの水を飲むのはちょっと抵抗があるかもしれないけど、実際にうまい水なのだ。

午後は引き続き杉玉づくりも行う。一昨日は杉の葉を切っていたのだけど、今日、実際に杉玉のフレームに差し込んでいく作業をする。これは花粉症の人だと見ただけでアレルギー症状が出てきそうな作業だけど、幸い僕は大丈夫なので何ともない。
半分ちょっと差し込んだところで、葉が全然足らないことに気づく。このために3本も間伐したというのに、この程度ではやはり足りないのだ。そういえば先日地元紙に載っていた「大雪渓」の杜氏さんは杉の木5本を倒したというから、やはりそれくらい必要なのかな。
で、整形する前の杉玉を見ていると、そのもさもさ感が森の精のおじいちゃんを思い起こさせる。色といいそっくりだ。愛知万博の公式キャラクターだったモリゾーだ。

杉玉のイメージが湧かない人は、ぜひモリゾーをまん丸に整形したと想像してみてください。・・・ってもっとわかりづらいか。
妖精キャラクターといえば、松本市制施行100周年記念キャラクターの「アルプちゃん」も100周年の公式行事が全部終わる来年の春には山に帰るという設定になっていたのだけど、松本平の子どもたちや住民はもちろん、旅行者たちからも人気が高く、このまま素直に山に帰してもらえない様相になってきているとか。やれやれ。だからかわいいキャラクターはお役所行事には使うべきじゃないのになぁ。後の予算まで考えて計画してるのかなぁ。
今後もモリゾーとキッコロのように、「3つのガク都(岳都、学都、楽都)を象徴するような行事に山から下りてくる」というような設定でアルプちゃんに登場してもらうのが個人的にはいいと思うのだけど。それともいっそのこと、松本市の新しいシンボルマークにでもするかや?


そして今日はフォークリフトを初めて運転した。免許のいらない構内専用の充電式タイプだが、モーターの回し方で京浜急行の音階を奏でる赤い電車のモーター音を思い起こさせる。(くるりの曲でも有名。ファソラシドレミファソー♪) 前輪操舵式なので、前進時に非常に小回りが効く。レバーが多くてどれをどう使っていいのか迷うけれど、何のことはない、直感的な動作で動かせることに感動。むしろ単車の方が運転は難しいような気すらする。

ここ数日寝不足だったので今夜は早く寝るぞ~。只今寝酒に井筒ワインの今年の新酒「生にごりワイン コンコード赤」を飲んでいる。ワインと言うよりも「葡萄酒」と言う言葉が似合いそうな素朴かつ、まだ炭酸が残っているさっぱり感が毎年楽しみなのだ。
ちなみにこのワインを買ってきた酒屋を覗いてみたら、早々と「真澄」と「大雪渓」の新酒が並んでいた。どちらの蔵も10月から本格的な仕込みに入っているのだからこの時期に出せて妥当なのだけど。わが蔵の最初の新酒もあと半月ちょっとで蔵出しだ。
そう、11月も明日でおしまい。
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【2007/11/29 20:05】 | 新米蔵人日記 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
氷筍水…
名前聞いただけでも美味しそう!
【2007/11/30 01:23】 URL | ナミ #eXzcRxaY[ 編集] | page top↑
ナミさん。
黒部の氷筍水、「黒部」を名乗る酒を造る会社としてはマストアイテムだったりしますが、これ、実際に現地でペットボトル詰めで売られていたりします。(このコメントのURLのところをクリックしてもらえれば詳細のページに飛びます。) 楽天でも扱っている店があるようですね。
日本では珍しい硬水なので、それが酒造りにどう影響してくるのか、これから楽しみです。ヨーロッパ・アルプスの水とも似ているかもしれないので、そうすると南ドイツ方面のようなアルトやヴァイツェンが造れるかも。来年密造の仕込み水に汲んでこようかな。
【2007/11/30 20:24】 URL | nanook.azumino #-[ 編集] | page top↑
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