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駆け足で名古屋へ
11月27日。くもりのち雨。
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今年一番の濃霧の中、朝一の高速バスで名古屋へ。
凍りついた山からまだ生温かな都会へ行くと、ほんの3時間の距離がとても大きなものに感じる。

午前中に所用を済ませ、久しぶりに犬山へ。

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まずは「ローレライ麦酒館」でランチバイキング+地ビール飲み放題で昼酒を楽しむ。
もともと老舗の造り酒屋「小弓鶴酒造」として地元に親しまれてきた蔵が、地ビール製造を始めて10年。すっかり地元に定着したようで、平日のランチタイムなのに6,7組がランチを楽しんでいる。もちろん僕と同じように昼ビールを楽しんでいる人たちも。
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提供されるビールはピルスナー、ヴァイツェン、そして季節のスペシャルビールの3種類。今の時期はヴァイツェンボックだ。
日本ライン下りの終点の地、犬山らしく、ドイツ正統派のビールばかり。なかなかのレベルを維持していて正直に美味い。
王道をいくピルスナー、さわやかな香りのヴァイツェン。どちらもレギュラーとして安心して飲める味。
ヴァイツェンボックは小麦らしいフルーティさとボックらしい甘みがうまく両立できていてこれも及第点の味。気がつくと、ジョッキ6杯飲んでいた。昼酒のレベルじゃないな。
今回はテイスティングは二の次に、ただリラックスして楽しむだけ。またいつかゆっくりテイスティングに来よう。
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ここのレストランの素晴らしさは、ピアノが1台、ランチタイムにも生演奏が聴けること。まだ若い女性ピアニストが、今どきなかなか聴かない「基本に恐ろしく忠実な」ピュアなジャズピアノを聴かせてくれて、それがまた食欲と酔いを増進してくれる。そしてランチバイキングにしては地物の野菜がたっぷりのおかずが多くて、野菜好きには本当に嬉しくてつい食べ過ぎてしまう。

胃が苦しくなるほどの満腹感と気持ちのいい酔い心地を抱えて、城下町の旧市街へ。
もう10年以上の付き合いの女友達がここの古い町家で和雑貨の店をやっている。観光客の少ないこの時期ならきっとゆっくり話せるだろうと、アポなしで訪ねてみると、「なんで連絡くれなかったの!今日なら昼から飲みにつきあえたのに・・・」と笑顔で怒られる。
ああ、変わらないな。それだけで安心した。
犬山駅前のカウンターだけの小さな居酒屋「わんまる」で1時間ほど飲んで語り合う。彼女と同郷の気さくなマスターのいる店、ふらっとひとりで立ち寄っても楽しめるだろうなと思いつつ、公共交通機関がもう少し発達してたら僕も地元でひとり飲みに行けるのにと改めて思う。

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名古屋に戻り、乗り換えの合間に名駅のイルミネーション「タワーズライツ」をさくっと眺める。今年は僕が暮らしていた時分と比べたらずいぶんと地味な印象を受けたが、ストーリー性のあるオブジェにむしろこれを観た人たちが自分たちの立場に合わせて感情移入できそうな、そんな感じに好感を持てた。トヨタまで景気が悪くなってしまった今、堅実な名古屋人にはやはりイルミネーションも「身の丈にあった」ものの方が受け入れられるのだ。
地下鉄で今池へ。TOKUZOで「アコーディオンを抱えたシンデレラ」中山うりのライブ「ツール・ド・ケセラ」。
開演ギリギリに到着したら、立ち見になってしまった。それどころか、トイレに行くにも人をかき分けて行かねばならないほどの超満員。まだメジャーデビュー2年目とは言え、日本のiTunesストアの週間ダウンロード数が当時の最高記録(現在でも歴代2位)となったデビュー曲を持つ実力をまざまざと見せつけてくれる混雑ぶりに否が応でも期待が盛り上がる。
僕にとっては彼女のライブは2度目。去年の10月の大阪でのショーケース・ライブ「MINAMI WHEEL 2007」でトリのアーティストにだけ許されるアンコールまで聴かせてくれた40分間のライブが素晴らしかったのはまだ記憶に新しい。
そしてニューアルバム「ケセラ」を引っさげて、ツアーに出てくれたのだ。

奇跡のデビュー曲「月とラクダの夢を見た」から始まり、2時間のパフォーマンスは本当に素晴らしかった。脇を支える若いミュージシャンたちも実力派揃い、さらにはホーン隊まで登場し、ただでさえ狭いステージが恐ろしく狭く見えながらも、しっかりと心のこもった演奏と歌声を聴かせてくれた。
ノリの悪さではかつてはミュージシャン泣かせだった名古屋だけど、素晴らしい演奏には拍手を惜しまない。最後はハンドクラップの嵐。これなら大阪や東京ではもっと盛り上がるのは間違いない。

余韻にひたりながら、TOKUZOの階下の立ち飲みバー「みーま」へ1ヵ月半ぶりに立ち寄り、知った顔との再会に日本酒グラスを傾けて楽しむ。
今日は久しぶりにすごい量の酒を飲んだのだ。明日の二日酔い覚悟でホテルに帰るとそのままバタンキュー。


11月28日。晴れ。
やはり朝起きると頭が重かった。でも二日酔いの嫌な感じではなく、まだ酔っ払い状態が続いているような心地よさ。これなら水分いっぱいとっておけば、豊科に帰り着く昼過ぎには完全に覚めているはずだと一安心。
ホテルの無料のセルフサービスの朝食をとり、そのままバスに乗り込む。
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なんとやってきた名鉄高速バスのナンバーは「1128」。日付と同じナンバーのバスに乗るとはなんと縁起のいいことか!きっと今日はいいことがあるはずだな。

でも、寝ながら酔いをさましているうちにあっという間に豊科着。おかげでちゃんと素面に戻って帰ることができた。
そして帰宅後、ちょっと横になるつもりが、気がつけば真っ暗に。ああ、何もせずに一日が終わってしまった! そういう意味で、今日はラッキーだったのかもしれないな。


さて、遠征は今日も続く。今夜はビール関係の打ち合わせで東京へ。
せっかくだから早い時間の高速バスで東京に出て、美術館にでも行こうと思っていたのだけど、取れたバスは9時台の2号車。2号車は下手するとトイレのついてないバスに当たる可能性もあるので、水分控えめにしなければ。
まあ、1番前の座席が取れたので、八ヶ岳や富士山を見ながら楽しく行こう。
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【2008/11/29 06:50】 | ちょっとお出かけ | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
イルミネーションの季節、はじまる。
去る11月22日の夜から、国営アルプスあづみ野公園の「森の光物語」が今年も始まった。

国土交通省と公園緑地管理財団が管理・運営する、全国16ヶ所の「国営公園」では、来場者の激減する冬場の客寄せとそれに伴って発生する地域振興をかかげてイルミネーション・イベントを競い合うように実施している。(もっとも冬の厳しさや自然環境のうえで特殊な営業を余儀なくされる一部の公園を除くのだけど。)
このアルプスあづみ野公園もご他聞にもれず、今や一大集客イベントとなっていて、この時期の土曜の夕方には普段は渋滞などありえない山麓線が大渋滞となることもあるほどの賑わいなのだ。

こうしたイルミネーションの是非については、僕自身ふたつの相反する考えに揺れてしまう。
消費電力量を考えると、これは電力需要がただでさえ増大する冬の信州で「国営」と名のつく機関がこんなイベントをやるとなると、正直、静岡県の浜岡原発の出力維持のために謀っているのではないかと勘ぐってしまう。
その一方で、寒く厳しい信州の冬、こういう「遊び」の要素がなくては辛いだけなのだとも思う。

ここでは原発の是非について語る気はないし、(まぁ、僕は原発に懐疑的な考えを持っているのは間違いないけど。だから持続再生可能な「自然エネルギー」を模索してしまうのだ。) エコという観点からすると、「京都議定書」の温室効果ガス削減目標達成を国家の大命題としている一方で別の行政機関がこんな無駄遣いをしていることは批判されてしかるべきことだと思う。
それにこの公園ができる前は広大な森と原野であったこの山の中に、不自然なイルミネーションはないだろうと思ったりもする。夜は真っ暗になる森に暮らす生き物たちは、この明かりに怖れをなしているのではないだろうか。人間も自然の一部と考えるならば、野生動物たちに配慮なくしては人間の未来はありえないと僕は考えている。

だけど、やっぱり光がもたらす安らぎ、安心感、きらめき、歓びといったものは、人間の心には必要だし、誰もがこれで寒くて暗い夜にも暖かさを覚えるものであるのも間違いない。

だから僕は複雑な気持ちを抱えながらも、山麓線を走るたびについ、この色とりどりな光に目をやってしまうし、今年は期間中に積雪するような雪が降るならば必ず見に行こうとも思っているのだ。

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この記事にアップするための写真を撮りに、昨夜、入場せずに表から見える範囲だけで行ってみた。生活に関係ないところでの人の動きが極端に少なくなる水曜の夜なのに、駐車場には100台は悠に超える車が入っていたし、入り口のところでカメラを構えていると引っ切り無しに人の出入りがある。
まだ物珍しさもあるのか、それとも年末恒例の行事として根付いたのか、どちらもあるに違いないけれど、水曜の夜でこれだけ人が入るならば営業的には大成功なのではないだろうか。

20万球のイルミネーションの織り成す光の美しさは、外からではほんのわずかしか見ることはできない。だからと言って、忙しかった昨夜は、夜間割引入場料の280円を払ってまで見る余裕はなかった。それは雪が降った夜までとっておこう。

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国営アルプスあづみ野公園「森の光物語」
 2008年11月22日(土) ~12月28日(日) 16:00~20:00
 (期間中の休園日:11月25日、12月1日、8日、15日)
 夜間割引入園料大人280円、小人50円(16時以降入園の場合)
 JR大糸線豊科駅からタクシーで15分
 長野自動車道豊科ICから県道57号・県道495号を車で8km



安曇野のイルミネーション・イベントとして忘れてはならないのが、安曇野の里(ビレッジ安曇野)の「Azumino光のページェント」。
こちらはビレッジ安曇野のある重柳地区の若手住民が中心となって、市民ボランティアが企画・運営する手作りのイルミネーション・イベントで、去年僕が提案したのを実行委員会メンバーの皆さんに共感していただいて今年から実現した「自転車発電による電飾の点灯」やペットボトルを再利用した光るオブジェなど、エコを考える機会になるような発想もふんだんに込められていて、「森の光物語」とは違った魅力たっぷりのイベントだ。

「子どもたちに夢を与えたい」「不景気で暗い心を、光で温めよう」、そんな想いが結集して創られる暖かなイルミネーション。市民手作りで7万球も灯すのはあっぱれと言うしかない。

僕も今年は都合が合えば応援に行きたかったのだけど、飾りつけなどは土日主体ということでちょっと難しく、今年も見ているだけになってしまって非常に残念だ。
でも、12月6日からの開催に向けて、今度の週末(29、30日)にも飾りつけを行うということで、まだボランティアも募集しているとのことなので、お時間のある方はぜひ参加してみてはいかがだろうか?

また、企業や個人からの協賛金も募っており、ここに参加して一緒に作り上げる市民のイベントとして根付いていってくれればと僕も願っている。
この「Azumino光のページェント」については、僕は「資源の無駄遣い」とは決して思うことはできない、むしろ地域の一体感を作り出すいいきっかけとして最高のイベントだと思っているのだ。

ボランティアのお問い合わせは、ビレッジ安曇野(Tel:0263-72-8568)まで。

2008Azumino光のページェント
 イルミネーション点灯は12月6日~2009年1月31日。
 場所:安曇野の里 安曇野市豊科南穂高5076
     豊科ICより北へ5分。重柳交差点を穂高市街方向へ直進すぐ
     JR大糸線柏矢町駅より東へ徒歩20分
【2008/11/27 06:04】 | 安曇野を歩く | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
さらば、ムトウハップ(涙)
ムトウ(六一〇)ハップという入浴剤をご存知だろうか?
硫黄分を含んだ気持ちのいい入浴剤で、銭湯では薬湯として使われたりしてきたし、家庭用でも熱狂的なファンのいるものだった。

そのムトウハップ、商品名としてはあまり報道されることはなかったけれども、昨今の硫化水素自殺問題では硫化水素の発生の要素として使われ、販売の自粛要請がされていたのだという。
そうか、だから最近ドラッグストアなどで目にすることがなかったのか。

硫化水素発生のメカニズムについては、ここで書くと自殺幇助になる可能性があるので触れることはしない。どうしても知りたければ、公安にマークされることを覚悟のうえ、自己責任、誰も巻き込まないと約束したうえで検索して欲しい。

そもそも、硫化水素自殺は単なる自殺ではなく、他人を巻き込むということで立派な犯罪だと僕は思っている。
僕自身、鬱っぽかったときには確かに死にたいと思ったこともあるのも事実だけど、他人を巻き込んでは絶対にいけないと思っていた。だから鉄道自殺やビルからの飛び降りなどはもってのほかと考えていた。
もし仮に、誰かと抱える苦しみに共感しあったとしても、心中などということはしたくはないし、僕がもし今後自らの手で自らを殺めるとしてもひとりひっそり、誰にも気づかれないように、絶対に死体が上がらないように死んでいくだろう。

とは言っても、今は死ぬ気などまったくないのでご安心あれ。
あくまで、仮定の話です。


そのムトウハップの製造元である、武藤鉦(むとうしょう)製薬(名古屋市)が、今回の販売自粛をきっかけに廃業を余儀なくされたというのだ。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20081125_610hap/
http://www.j-cast.com/2008/11/26031008.html

この記事を読むまで、僕はムトウハップが名古屋で製造されていたことを知らなかった。
そうか、だから名古屋近辺の銭湯の薬湯ではムトウハップを使っているところが多かったのか!
でも創業100年を超える老舗にもかかわらず、無責任な自殺者に利用されることで廃業に追い込まれるとは、いやはや無念と言うしかない。

正直あの硫黄分の多さは、アトピーなどを抱えている人にはかなり荒療治なものなのかもしれない。
でも都会の温泉好きにとっては、なかなか行けない温泉「硫黄泉」の代用品として、銭湯の薬湯だけでも本当にありがたかったのだ。

こんな形でムトウハップとお別れすることになろうとは、予想だにしなかった事態に僕も悲しくてたまらない。
やめないでの声がたくさん届いているようだけど、製造再開はどうやら難しそうな雰囲気だ。


でも、安曇野近辺には素晴らしい硫黄泉の温泉が何ヶ所もある。
白骨、乗鞍高原、奥飛騨温泉郷の一部(平湯、新穂高など)・・・
そして、中房温泉とその源泉付近から引き湯している穂高温泉郷も単純硫黄泉なのだ。

心が渇いたらまた来よう、 安曇野へ

これは安曇野市役所「安曇野ブランド推進室」が全国に向けて発信しているキャッチコピーだ。

都会でのハードなエンジニア生活にすっかり疲れて「生きる希望」すら失くしていた僕が、安曇野に暮らして生き返り、白髪が大幅に減ったほどまで若返ったという事実からも、このキャッチコピーは捨てたもんじゃないと思う。むしろ、正しい感覚なのだと積極的に感じている。

命を落とす硫化水素ガスはなくてもいいけど、硫黄はやはり命を維持するに必要な物質なんだろうな。だから僕らは硫黄泉の温泉を愛してやまないのだ。

今日は11月26日、いい風呂の日。

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写真は本文とは関係ありません。今日夕方の安曇野の美しき西の空。
【2008/11/26 23:23】 | ニュースから | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
初積雪、ジーマミー豆腐初挑戦
11月24日夜。
松本からの帰り道、夕方からのみぞれがすっかり真っ白になってフロントガラスにたたきつける。
そんな中ちょっと地球宿に立ち寄る。帰り際にフラッシュを焚いてシャッターを切ると、オーブ現象のように雪が光って落ちていく。
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夜になるとめっきり車の通りの少なくなる山麓線にもうっすらと積もり始める。こういう路面は下手するとアイスバーンより滑りやすい。慎重に運転して無事帰宅。

疲れてそのまま眠りに落ちる。

11月25日朝。
ふと外を見ると、それほど降っていなかった我が家のあたりでも、うっすらと積雪。
ゴミ出しついでに庭先で淡雪の植物たちを眺める。
つい先日まで咲き誇っていた夏の花たちが、この冷たい雪を浴びてすっかりしおれながらも鮮やかな色彩を保っていた。もののあはれを改めて思ふ。
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昨夜から水にひたしておいた、地元産生落花生。一晩つけることで、簡単に薄皮がはがれるように。
そう、これを使って、沖縄独特の落花生豆腐「ジーマミー豆腐」を作ろうという魂胆だ。
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西友の生産者コーナーで150円で売ってたのを2袋、水にひたした後、薄皮をむいて計ってみたらちょうどカップ2杯半。同じ量の水を入れてミキサーにいれて豆乳を作る。
でも落花生の豆乳は青臭くてとても飲めたもんじゃない。

それを布巾で絞り、おからを取り去って、鍋へ。
さらに水をカップ2杯足して、「いもくず」という沖縄独特のさつまいものでんぷんとともに常にかき回しながら煮ること10分ほど。沸騰したかと思うとあっという間に豆腐状に固まってくる。同じ「くず」を名乗りながらも吉野葛と違ってびっくりするほどすぐに固まり、鍋の縁から焦げ始めてくる。ああ、大失敗。

いもくずを入れる前にしっかり落花生豆乳を煮立てて、青臭さを抜いておくべきだった。そして、臭み消しを兼ねてもっと黒糖を入れるべきだった。昆布だしを使ってもよかったかもしれない。
だから、青臭さと焦げ臭さが残った、まったくおいしくないジーマミー豆腐が出来上がる。

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うまく出来たら沖縄好きの友人たちにふるまうつもりだったけど、今回は失敗作なので、しばらく自分ひとりで食べようと思う。濃い目のだしをかけて、おろし生姜を載せればなんとか食べられないでもない。おいしくなくても栄養価はばっちりだから。長く厳しい冬に向けての身体への蓄えになるのは間違いない。

初めて使ういもくず。だいぶ前に名古屋のわしたショップで買ってきてみたのを今回使ってみたのだけど、こんなにも簡単にゼリー状に固まるとなると、もっといろんな使い方を試せそうな楽しみな食材だと知っただけでも大きな収穫だと思おう。

失敗を糧に成長していくのが人間なのだ。この程度でへこたれてたまるか!

もう、地物の生落花生は手に入らない時期になってしまうけど、来年は自分で落花生を栽培してみようと決心できた。リベンジ、リベンジ。
その前に、無糖・無食塩のピーナッツペーストを買ってきて、ジーマミー豆腐に再チャレンジしてみるか。今度作っておいしかったらレシピを公開しようと思うので、お楽しみに。
【2008/11/25 23:59】 | log | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
How a Beautiful Morning!
夜更かししたにもかかわらず、朝6時に目が覚めてしまった朝。
ふと東の空を見ると、見事な朝焼けがしていた。これはと思い、あわてて車に乗り込んで、夜明けをどこで迎えようかと思案しながら走る。

そして、うちの畑の横へ行くと、東山にかかる赤く染まった雲が美しい。まだ下弦の月が消え残る空のコントラストがとても素晴らしい。
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車をとりあえず西に走らせ、松川村へ。
朝日を浴びて北アルプスが輝き始める。朝の電車も輝いて走る。
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高瀬川が朝日にきらめき、淡い朝もやに霞む。寒さで川霧がずいぶんと出ている。氷点下2度。
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朝の養魚場。激しく回る水車の飛沫に思わず目を細める。
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そして、御宝田遊水池。只今の白鳥飛来数106羽。(11月23日朝7時)
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今日も高く飛んでいこう。ああ、なんて美しい初冬の朝。
心なしか朝霧の晴れるのが早い勤労感謝の日の朝。
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【2008/11/23 09:38】 | 安曇野を歩く | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
中房温泉、今年の営業は24日まで
穂高は昨夜、久しぶりに音を立てて雨が降った。
有明山麓の標高700m弱の我が家のあたりでは、みぞれ交じりのとても冷たい雨。でももっと上部の標高780mあたりでは、すっかり積雪になったようだ。その高さに暮らす友人から「まだスタッドレスに履き替えてなくて困った」とSOSも届いたほど。
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(穂高有明 曽根原家住宅(国重文)より餓鬼岳を望む)
雨は未明のうちに止み、朝8時には明るい太陽に照らされて褐色の大地はキラキラ光る。
昼前にはすっかり山の雲も取れて、素晴らしきパノラマビューに。
そして、友人のSOSどおりに、標高850mぐらいより上がすっかり雪色に染まっている山々を見る。

ということで、今年2度目にして最後の中房温泉「湯原の湯」へ。

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スタッドレスに履き替えていたからこそ安心して登っていけるし、この雪では人も少ないだろうと踏んで15時10分に家を出て一路山道を登る。
冬季閉鎖のゲートから先は除雪はされていたものの路肩は雪に覆われ、しかも一度溶けた雪が夕方の冷え込みで凍結し始めていたので、スタッドレス&4WDでもかなり慎重に運転をする。9ヶ月ぶりの雪道運転。途中ノーマルタイヤでふらふら走ってた他県ナンバーの先行車を抜いたりしたものの、夏道なら30分の距離なのに見事に45分近くかかってしまい(途中写真を撮るために車を止めたりしてたのもあるけれど)、16時の受付終了時間の3分前に駆け込むありさま。

でもほとんど貸切状態で入浴。
穂高温泉郷の源泉「有明荘」や「有明厚生温泉」とほんの1kmと離れていないところにある源泉なのに、全然特徴の違うつるつるぬるぬるの濃いお湯はいつ入っても嬉しいものだ。

中房温泉の持っている源泉だけで24本もあるということで、この日帰り入浴施設「湯原の湯」に引かれているのはわずか3本、本当の楽しみは泊まらなければわからないのがちょっと残念。(それも1泊2食つきで一番安い部屋と料理で9390円からなのだ。)
でも、たとえ中房ワールドにとってはさわりだけでしかなくても、この3本のお湯には感動すらするのだ。

源泉3本はそれぞれ以下の通り。
 ・古事記の湯  74.7度、毎分220リットル
   中房温泉駐車場の堰堤より自然湧出しているものをポンプアップ。
 ・妙見の湯    94.8度、毎分14リットル
   湯原の湯のすぐ横、合戦沢を上流に遡ること100m付近で、妙見岩という
   岩の割れ目から自然湧出。
 ・薬師の湯1号  94.6度、毎分32.8リットル
   約200m離れた、中房温泉(旅館)の建物の裏側で自然湧出。

湯量豊富な「古事記の湯」は、日替わりで男湯・女湯が入れ替わる2つの露天風呂の両方に加水することなく掛け流されている。(温度は空冷、水冷を併用して下げている)
ほかの2本は、別々の露天風呂にそれぞれ掛け流されているが、一見スペック上は貧弱な源泉ながら小さな岩風呂の浴槽を満たすには十分過ぎるほどの量だ。つまり、その力強さはどちらもしっかり感じ取ることができる。少ない湧出量でもやればできるじゃんというお手本。

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右側入り口側の露天風呂(向かって左が古事記の湯、右が薬師の湯1号)
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左側入り口側の露天風呂(11月13日撮影)
(向かって左が妙見の湯、右が古事記の湯、右側の写真は古事記の湯の垂れ口)

とにかくリラックス効果が非常に高く、雪見風呂を楽しめるほんの数日間に行けたことだけでも大満足な入浴だ。これだから、雪の山道を走っていっても苦にならないのだ。

今年の営業は、宿泊は11月23日チェックイン24日チェックアウトまで、湯原の湯の日帰り入浴も24日の16時受付までですべて終了となる。
だから、スタッドレスに履き替えた方限定で、明日明後日はぜひ足を伸ばして欲しいなぁ。


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中房温泉 湯原の湯
 安曇野市穂高有明7276
 Tel:0263-77-1488 Fax:0263-77-4288
http://www.nakabusa.com/
 営業時間 9:30~16:00(受付)
 入湯料  700円
 泉質:単純硫黄泉(アルカリ性低張性高温泉)

 長野道豊科ICから約25km、車45分(夏道の場合)
 大糸線穂高駅から中房線登山バスで30分、1600円。

【2008/11/22 23:54】 | ほっこり温泉 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
雪虫について語ろうか
一昨日のデイリーエッセイ(すみません、昨日は書く余裕ありませんでした)で、雪虫のことに触れたら、面白いコメントをいくつもいただきました。ありがとうございます。
だからまずはその返信という意味も含めて、雪虫のことに触れてみるなりよ。


雪虫。20年ほど前、北海道を旅しているときに初めてその存在を知った。
でも目にすることは時期的に叶わず、想像力をはたらかせることしかできなかった。
その後、4,5年、晩秋の北海道に通ってみて、やっと会えたとき、その神秘的な浮遊感に心を惹かれる一方で、つかまえて見てみると実にみすぼらしい虫だったというギャップの大きさに驚いたものだった。

それもそのはず、この雪虫の実体とはアブラムシ。僕ら、農的生活をしている者にとっては天敵ともいうべき憎き害虫であり、その小ささたるや目ヤニ以下というものなのだけど、ある種のアブラムシが特殊な条件下では翅を得て飛べるようになるのだという。
その翅が生えると、身体全体が白い綿で覆われたように見え、まさに雪を呼ぶ使者のように見えてしまうのだ。それが雪虫。またの名を綿虫とも言う。
代表的な種は「トドノネオオワタムシ」というもので、トドマツの根に巣食って初夏から秋までを過ごし、10月下旬から11月上旬の初雪前の時期にトドマツを抜け出しヤチダモの木を目指して飛び立つのだという。
あ、これはあくまでも北海道の話。トドマツの生えていない信州では、別の種が生息しているのではないかと思うのだけど、僕にはそんな知識がない。ネットで検索しても同じ種なのかよくわからない。
時間があれば信大の図書館へ行って調べてくるのだけど、さすがに今はそんな余裕がないので、今年も僕は謎を抱えたまま、雪虫の飛来を見ていたのだ。

でも、アブラムシとはいえ、こんなに優雅な姿でひらひら舞うのを見ると、そしてそれが雪の前兆であるということに、僕らはいろいろな想いを馳せてしまう。
僕自身、雪虫に主人公の心を投影した小説を書こうとしたことがある。でも取材不足で行き詰まり、それっきり10年以上ほったらかしになっているのはここだけの話。
それくらい、僕も雪虫という儚げな存在に魅了されているのだ。

そう、ふわふわひらひら飛んでいる彼らだけど、その軽さゆえに意図しない物体に吸い寄せられるかのようにぶつかって綿毛がはじけると、目指すヤチダモの木にたどり着くことなくてもその短い生涯を終えてしまうのだ。
だから、雪虫の飛ぶ中歩いていると、実にたくさんの雪虫の亡骸が服にこびりついてしまったりもする。それもまたいとをかし。

つまり、僕の思うところの雪虫とは、絶望的なまでに儚い想いの結晶のメタファーなのだ。

当初は青春の1ページを切り取って、初雪のような淡い恋心を描いてみようかと考えて書き進めていたその小説なのだけど、今になってみたら、青春よりもある程度年齢が行ってからの「絶対に叶うことのない」大人の淡い恋のイメージの方がしっくりくる感じなのだ。

それは僕が歳をとったからなのかもしれないとは思いたくない。ただ、青春には絶望は希望につながっていくエネルギーを秘めて存在する。アラフォー世代にもなると、希望にはつながることのない絶望が確実に存在していることをいろんな場面で経験しているわけで。

この年齢になっても、まだ純文学を愛しつづけてきた文学青年の青臭さが僕にはまだ漂っているようだ。

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写真は本文とはあまり関係ありません。
【2008/11/22 22:55】 | log | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
初雪はおとなしく眺めながら、鬼を笑わせる。
台風が来なかった年は寒い冬になるというのが定説だという。
気象の勉強をしている僕も、この因果関係についてはまだよくわからない。でも統計的にはそういうことのようだし、何か説明可能なメカニズムがここに存在するのかもしれない。

今年は夏の終わりがあまりに突然な、Sudden Death という感じだったわりには、秋の冷え込みがゆるやかに進んでいったこともあり、美しい紅葉がずいぶんと長い期間続いていた。
信州の中でも、例えば志賀高原などはここ10年ぐらいで一番の美しさだったと言われている。

(とりあえず、紅葉真っ盛りのときにさくっと行って来たものの、機会がなくてアップできなかった、志賀高原の紅葉の写真をここに3枚つけておきますダ。)
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なぜ、今ごろ1ヶ月以上前の志賀高原の話を蒸し返すかというと、ぼちぼち年賀状のデザインも考えなければいけない時期。今年の山、標高2008mは美ヶ原の西側のピーク、安曇野から真正面に見える「王ケ鼻」だった。
その前、去年の山(2007m)は白馬の遠見尾根の一番手前のピーク「小遠見山」だった。
で、なんだかあと数年は信州の中の山の標高が、それぞれの年(西暦)と同じ値をとるところが続くということで、来年はどこだろうと調べてみた。

すると、出てきた答えは、奥志賀高原のシンボル「焼額山」。
ここはスキーリフトで実に簡単に登れる山だ。でも、10月に志賀高原に行ったときは僕はそれに気づかず、紅葉真っ盛りの標高1500~1800mの高原地帯を歩き回って一日が終わってしまった。
そんなわけでリベンジで来年の年賀状こそ、来年の山「標高2009m・焼額山」の写真をと思うのだ。

だから雪よ早くどんどん積もれ。雪雪降れ降れもっと降れ、わたしのいい人連れてこい。

そしたら、僕もテレマークスキーを積んで、焼額山スキー場へ飛んでいこう。
でも標高の一気に高くなる志賀高原、厳冬期はスタッドレス&4WDでもチェーンを巻いていないと通行できないことも多いのだ。
そういえばもうチェーンなんて何シーズンも巻いてないなぁ。
特に去年、当時最新技術であったスタッドレスタイヤを奮発して新調してからは、チェーンの必要な場面は一度もなかったわけで。念のために積んでいた古いチェーンも、そろそろ留めるゴムが劣化して使い物にならないはずなので、一番安い金属チェーン(3000円ぐらいで買える)でいいから買ってこなくては。


閑話休題。
昨日の未明、穂高にも初雪が降った。その3日前、畑で雪虫が舞っているのを見た。
いつか、その姿をカメラに収めてやろうと企んでいるのだけど、ふわふわと舞っているその姿はよほどのことがなければ写真には映らない。
それは、初雪の淡い色も一緒で、どんなに頑張って露出設定したところでまったく映らない。

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今日も一日、晴れ間が出ている時間でも、ふと見ると雪がちらちら降っている。さすがに穂高では積もるほどではなかったけど、白馬では昨夜の最大積雪量が16cmだったとか。
だから、安曇野から一歩も出ることのなかった昨日今日だけど、北の方からやってきた車の屋根にはずいぶんと雪が積もっていた。
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南に向かって走っていたら、白馬方面への応援に駆けつけると思われる除雪車が、黄色い回転灯を回しながら乾いた広域農道を北上していくのとすれ違ったりもした。

ふと南東の方向を見ると、なんと「八ヶ岳」と「南アルプス北部」の甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳まで見えるではないか! いや、これは夏も見えていたはずなのに、なぜ今頃気づいたのだろう! これぞ目からウロコ。今日はウコンを少し収穫してました。
たぶん、雪のない時期も見えてはいたんだと思うけど、美ヶ原や北アルプスの前山と同じような色では気づきもしない。
雪をかぶって白くキラキラしているからこそ、有明山麓、牧や堀金烏川の上部でよく見えて当然なのかもしれない。

どんなによく見えないことであっても、きっとちょっとした変化に気づいたりすることだけで、すごくよく見えて理解できるものに違いない。
それを真っ白な八ヶ岳や南アルプスの遠景が教えてくれた気がする。

さすがにあの大きさでは僕のデジカメ2台ではまず映らないので、次の機会としてもう少し近くに鮮明に見えるような日をしばし待とうか。
なんとなく待っているうちに年が暮れて、いつの間にか来年になっているような気もするけど。
そう、来年は久々に八ヶ岳に登ってみたい。いや、北八ヶ岳ならスキーやスノーシューでも行けるし、真冬でもやってる山小屋がいくつもあるから、冬のうちに行ってみようか。
ほかにも行ってみたいところはたくさん。安曇野にいて見える山はもちろん、見えない海や島にも想いを馳せる。

ああ、鬼が笑うね。

でも今年もあと41日。そろそろ鬼の笑い声もフェードアウトしていく時期だ。
【2008/11/20 23:59】 | log | トラックバック(0) | コメント(6) | page top↑
今年もありがとう・・・上高地閉山祭によせて
去年まで、人の多さを気にして年に1度程度しか行くことのなかった上高地。
今年は後半に実に頻繁に出かけたものだ。
夏の終わりから錦秋、そして今日、冬の始まり。3つの季節を追いかけてきたけれど、今日で上高地は長い冬の眠りに入る。

そんなわけで、今年の9月から11月にかけての上高地で撮ったベストショットを今日は一気に公開しよう。

9月10日 まだ夏色の名残り

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大正池、梓川右岸自然探勝路、明神池で撮影。


10月8日 山は薄雪、錦秋の岳沢、そして秋深まる明神へ
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岳沢登山道、岳沢ヒュッテ跡付近、明神池、梓川右岸自然探勝路にて撮影


11月15日 閉山祭の日、河童橋からすっかり冬枯れの明神へ

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河童橋、梓川右岸自然探勝路、明神池で撮影


今年も無事に無雪期の登山シーズンが終了したことを穂高の神様に感謝。そして乾杯。
ちょっと怪我こそしたけれど、命がしっかりあっただけでもありがたいこと。
来るべき冬山シーズン、今年こそ冬の上高地へ行こう。

そんな想いをもって、閉山祭を見守る。
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帰り道、沢渡の足湯で冷えた手足を温め、さらに坂巻温泉で入浴。
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最後に新島々駅隣の「カフェ・プレイエル」の薬膳カレー(1050円)を食べて帰宅。
素敵なアンティークのピアノのあるカフェ。いつかここでライヴができたら面白いな。
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カフェ・プレイエル
 東筑摩郡波田町3058-5
 Tel:0263-92-8158
 定休日:水・木曜(12~3月は水~金曜休)
 営業時間:10:00~17:30


今年もありがとう、上高地。
今度の冬もどうかまた厳しい中にも笑っておくれ。
そして、来年もその美しい姿を存分に魅せておくれ。
さぁ、また4つの季節が巡っていく新しい1年へ。

釜トンネル入り口より数百メートル下に、春の雪解けの時期からずっと標識に張り付けられてきたぬいぐるみ、通称「ナザレのラスカル」にも祈りを捧げよう(笑)
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【2008/11/15 19:21】 | 山旅日記 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
山辺ワイナリー「新酒蔵出しまつり」
酒好きには秋はとても楽しみな時期。去年の実りをひと夏越してじっくり味わえる日本酒の「ひやおろし」に始まり、10月中旬には新酒ワインが出荷を始める。
季節はめぐり冬に差し掛かると、新酒ワインはどんどん蔵出しされて飲み比べも楽しめる時期になってくるわけで。
塩尻のワインも大好きだし、県内産では小布施ワインも僕は好きだ。

それに負けず劣らず好きなのが、「山辺ワイン」。
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美ヶ原のふもと、松本市山辺地区は標高600~850mに広がる北西に向いた斜面にあり、松本平の向こうに北アルプスを望む、西日が長く当たるブドウ栽培に非常に適した土地だ。250年もの昔から生食用の品種をたくさん作ってきたブドウの一大産地だったが、2002年より、地元のブドウ農家の出資のもとにワイン醸造を始めたのがこの山辺ワイナリー。
ここのワインの歴史はまだ6年ほどしかないけれども、年々品質が向上していて専門家からの評価も急上昇の注目ワイナリーだ。

この山辺ワイナリーでもようやく新酒が蔵出しされ、「2008新酒蔵出しまつり」が11月8日から16日まで行われていると聞き、行ってみた。
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松本駅アルプス口からシャトルバスに乗って15分、「山辺ワイナリーまつり」の横断幕が出迎えてくれる。
当初は売店で新酒と熟成させたものをいろいろ試飲するだけにしようと思っていたのだけど、この期間だけ特別に、併設のレストラン「マリアージュ」でフレンチのオードブルの盛り合わせとパスタをおつまみに、6種類のワインが飲み放題、そのうえ新酒のおみやげつきで2500円というイベントをやっていたのでそちらに参加。とても贅沢な昼酒の時間を過ごさせてもらう。
そう、ワインのうまいフレンチやイタリアンの店でデートしても、いくら酒豪の彼女がいたとしてもランチではボトル1本+ハウスワインをグラスでおかわりする程度しか飲めないけれど、ここはワイナリーのレストラン、普段でもグラスでいろんな種類をどんどん注文できる。
そのうえシェフはフレンチとイタリアンをベースに、地元食材にこだわって山辺ワインに合う料理を常に提供し続ける方。おみやげ分を差し引くと、実質1240円でおいしい前菜とワインを思う存分楽しめる。ましてや素晴らしい青空の下、グランビューを望みながらの昼下がり。言葉にするのももったいないくらいのとても幸せな時間と空間を得られる。

オードブル、そして今年の新酒ワインはこんな感じ。
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あくまでオードブル、冷めてもおいしいように味付けしてあり、小春日和の日にいただくのは冷たくても大変おいしうございました。
右の白はナイアガラ(甘口)、左の赤はコンコード(甘口)。ナイアガラは8日に蔵出しされたもので、コンコードはなんと今朝瓶詰めされたものだとか!素晴らしいタイミングだ。
確かに甘いデザートワイン的な感覚の飲み口だけど、香りが素晴らしく、これは2008年もいいヴィンテージになりそうな予感がたっぷり。
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これが今回、飲み放題になっていた6種類。右の4本は2005年~2007年醸造のもの。
左からコンコード(甘口、2008新酒)、ナイアガラ(甘口、2008新酒)、メルロー(ロゼ、2007)、マスカットベーリーA(赤、2007)、サンセミヨン(白、2007)、メルロー(赤、2005)。
3年寝かせたメルローの香りにノックアウト。新酒もそれなりに飲んだけど、一番たくさんおかわりしたのはこのメルローかな。
さわやかな苦味のチコリーの葉の上に載ったかぼちゃのサラダと抜群の相性で、本当にうまかった。

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屋外のテラスでも楽しめる。特に山がキレイな日はオススメ。でもちょっと寒いかな?

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今年の新酒のラベルは、このテラスから眺める北アルプスの山々をデザイン。まだ2種類だけだけど、これから12月上旬にかけて順次出荷されるものを含めて5種類全部並べると今見える風景とまったく同じ山並みになるという。山好きのワイン好きにはなんとも嬉しいラベル。
ちなみにナイアガラ甘口は乗鞍岳だな。コンコード甘口はどのあたりだろう?? テキトーに並べてもそれなりにつながるのも面白い。稜線は本当に神様の作り上げた芸術作品だと改めて思う。

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常念の左の肩にぴょこんと槍が見える。穂高から見る常念と松本から見る常念は形も違うし、ましてや安曇野の平地からは眺めることのできない槍がこんなにもさりげなく自己主張するのが、山辺の眺めの素晴らしさ。

帰りはシャトルバスの時間ではないのに、株主である地元のブドウ生産農家の方に松本駅まで送っていただいた。わずか20分ほどの時間だったけど、ワインと地域づくりに対する熱い想いを聞かせてもらえて、安曇野ワイン以上に「おらほのワイン」と僕も思えるほど共感するのだった。
ぜひそう遠くないうちに、ここで松本の夜景を眺めながら夢を語りつつ宴をやってみたいものだなぁ。


山辺ワイナリー 2008新酒蔵出しまつり
 11月16日まで開催中。

 15日、16日の土日も、ワイン&レストラン「マリアージュ」での2500円飲み放題、オードブル、パスタ、おみやげ(新酒1本)つきのイベント実施。

 松本市大字入山辺1315-2
 TEL 0263-32-3644 FAX 0263-32-3368
 15、16日は松本駅アルプス口からシャトルバス運行。(時刻はお問い合わせください。)
 通常は、松本バスターミナルから路線バス「入山辺線」で20分、「入山辺局前」下車すぐ
【2008/11/15 00:48】 | 大好きなお酒たち | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
帰ってきた山並み
暦のうえではすっかり冬。一昨日まで実に5日間ほどはっきりしない天気が続いていた中、しばらく山の姿をはっきりと見ることができなかった。

けれど昨日の昼前から一気に雲が取れて見事な北アルプスの大展望が広がっている。

余計な能書きはいらない。ただ、そこにある神々の頂たちをとくとご覧くだされ。

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池田クラフトパークより、
 常念岳・横通岳・大天井岳・燕岳・有明山を望む夕暮れ時

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同じく池田クラフトパークより、同じ方向を朝、眺める。

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大滝山から白馬乗鞍岳まで見渡せる長峰山の朝

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白鳥飛来数、只今34羽。明科・御宝田遊水地

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そして今夜は満月。
【2008/11/13 22:57】 | 安曇野を歩く | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
うらみます、本当に・・・ ~我が家の周りの愛すべき工事現場
しかし天気が回復しない。今日はこれから晴れてくるという予想だけど、どうなることやら。

そんなわけで、僕自身、季節の変わり目に必ず数日間体調が落ち込む時期にも重なってとてもだるいので、この1ヶ月ぐらいに溜め込んでおいたネタを放出してお茶を濁すかと思ってたけど、今日、とんでもないものを見つけてしまったのでアップしよう。

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信号機(裏面)の色確認後 発進
我が家から幹線道路へ出るT字路を挟んで下水道工事をやっている。(でも我が家の一角には下水管はここ数年のうちには来ないので、受益者ではないのだけど・・・)
もっと通行量の多い交差点なら、3方向にそれぞれ信号をつけて制御するのだけど、横道から幹線道路へ出る場所とあってはそこまで予算をかけないようだ。

さて、ウラをどうやって見ればいいのかい? ・・・と思っていると、
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ほら、ちゃんと裏側も光ってるよ。
LEDなので、遠くからも逆光でも鮮明に見えるのだ。写真ではわかりにくいけど今は「赤」、もうしばらく待ちましょう。

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さあ、青になりました。発進っ

恨んではいないけど、うらみます。
そういえば、「中島みゆきの夫」と名乗って詐欺をはたらいてた奴が逮捕されてたっけ。関係ないか。


もうひとつ、今日、見かけてしまって車を止めてまで大笑いしてしまったもの。
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はい、本当に通行止めでした。
いかに「全面通行止」が「オオカミ少年」なのか、民衆はみんな知ってるのだよ。
それを見越してこんなお茶目な黒板が出てるとは。。。

それにしても、去年の冬場オリンピック道路(北アルプスパノラマ道路)で工事をしていたとき、「渋滞中」という看板が立っていたのは、僕らの記憶にまだ新しい。
どこまで「天然」でどこまで「遊び」なのかよくわからないけど、ふっと笑わせてくれるユーモアは大切だなぁ。

今、ふっと思ったのだけど、友人のイラストレーター、中武ひでみつくん、あるいは内川絢子ちゃんのHappyがいっぱいにあふれる絵を工事現場の看板にあしらったなら、きっとみんながHappyに片側交互通行の赤信号を待てるんじゃないかなぁ。
ひつじ屋号の絵を見た人はみんなニコニコしてくれる、そんな場面に何度も何度も遭遇しているだけに、これは交通安全、工事現場の安全にも大いに役立ちそうだ。
中信地区の土木建設業関係者の方、誰かこの記事に気づいてくれないかな???

・・・とここまで書いたら、青空が広がってきた。体調悪くて今日の仕事はキャンセルしてしまったけど、無理しない程度にちょっとお日様の光を浴びてくるとするか。
【2008/11/12 10:02】 | log | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
デジカメ帰還
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故障していたデジカメ、CASIO EXILIM EX-Z850が修理から帰ってきた。

レンズの動作不良だけ修理されてくるものだと思いきや、ハードボイルドな使用でボコボコになっていた外側のケースまで交換されて帰ってきた。液晶もボロボロになっていた保護フィルムがはがされてクリーニングされており、見た目新品にかなり近く。
とても2年以上酷使したマシンとは思えない生まれ変わりぶりだ。

天気が悪く、視界がよくないので、今日は1枚も写真を撮れなかった。
よって、まだどれだけ直ったのか評価をすることはできないのだけど、少なくとも留守中と水濡れ場面(略して「濡れ場」、でも全然色っぽくないのだけど)のパートナーになるPentax Optio W30を撮ってみたところ、まぁ、元のとおりの画像が撮れるからきっと大丈夫。
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これで修理の技術料11500円(税込みで12075円)+送料の合計13500円ほどの定額料金で追加支払いもなく済んで助かった。
広角は撮れないけど、性能のいいワイドコンバージョンレンズもあるので、それをこれからオーダーして冬山シーズンに備えよう。

画素数アップの効果を望むにももう限界が来ているようで、デジカメのこれからは撮影素子の大型化だと何かの記事にあった。余裕のある解像度で、明るいレンズがついていて、高倍率ズーム、そんな僕のニーズにぴったり合うコンパクトデジカメもきっと1年ぐらいのうちに発売されることだろうとちょっと期待できそうな記事。

久しぶりに2日続けてのオフになる明日、天気が回復してくれたら、写真撮りに行こう。紅葉を楽しませてくれた場所たちの今を撮りたい。

さて、今夜は泡盛な夜。寒い信州の冬には、実はお湯割りがよく似合う。

冬でもビールな僕ではあるけれど、泡盛も大好き。
結局今年は一度も沖縄に行けずに暮れていくけど、春にはタンカンを取り寄せて、夏には沖縄イベントにかかわってみたり、秋にはマクロビオティック沖縄料理をふるまってみたり、そしてこの冬は6升も泡盛を取り寄せてしまったり。
※送料600円で送ってもらえて楽天ポイントが10倍貯まる沖縄の泡盛ショップのキャンペーンに見事に乗っかってしまいました。これでこの冬の泡盛は、よほど酒豪のお客さんが我が家に長逗留しない限りは安泰だ。

年が明けたら、2泊3日でもいいから沖縄に行こう。本当は2,3週間、離島で過ごしてみたいのだけど、それは冬に出稼ぎしなくても済むくらいに僕のアウトドア稼業が儲けられるようになってからの楽しみにとっておこうか。
【2008/11/10 23:58】 | log | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
土日限定カフェ「たび茶」、そして、今日のもろもろ。
安曇野スタイル期間中はどこも大賑わい。お昼を食べようにも、安曇野スタイルに参加しているカフェやレストランなどは軒並みかなりの混雑、そして、山麓エリアの蕎麦屋さんなどもどこも人があふれていた。友人のお店「ふじもり」さんもまだ13時ちょっとすぎだというのに売り切れという状況で、嬉しいやら悲しいやら。(まぁ、友人Mさんにはちゃんと玄そばも丸抜きそばも食べていただけたのでラッキー)

11月2日のランチは、当初、そんな安曇野スタイル参加店での食事をMさんが希望されていたので、そのつもりで現地に行ってみるものの、駐車場にも入れない混雑で断念、その代わりに、ずっと行きたくて機会をうかがっていた、新しくオープンしたばかりの森の中のカフェへ。
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それが「たび茶」だ。
穂高のクリエイティブな感性を持った人には非常に評判の高かったお店が突如閉店してしまってから9ヶ月、その内装はほとんど居抜きのまま、新しいオーナー夫妻が7月に始めたのがこの「たび茶」。(前のお店は評判のよさを聞いて行きたくてたまらなかったものの、いつの間にか看板がなくなっていて訪ねることができなかった僕なのだ。)
鈴玲ヶ丘学者村の森の中、幹線道路(とは言っても車の通りは少ないが)の有明山通りからほんのちょっと横道に入っただけなのに、余計な音は何も聞こえない、自然の懐に抱かれたところに小さな山小屋風のお店があった。
その外からの佇まいを見ただけで、僕はイッてしまいそうだった。ああ、こんなお店なら、よほど偏屈なオーナーがやっていない限りは居心地のいいお店だろうと。

窓から見える森には、小鳥や小動物たちの姿をいながらにしてみることができる。窓際の席は向かい合わせに椅子が置いてあるのではなく、ふたり並んで窓の外を見られる配置になっているのは素晴らしかった。そう、どんなに見つめ合うのが楽しいふたりであっても、人間が自然の中のちっぽけな存在であり、そして自然に抱かれて生きているということを隣で認識しあう時間は大切なのだから。それを押し付けがましさもなく実現できる空間はとてもやさしいものなのだ。

ひとりで訪ねていっても、ここなら本を持たずに行ったとしても、混雑時間帯にオーナーさんとお話しすることがままならない状態だったとしても、間違いなく気持ちよく過ごせる。

つまりこの雰囲気だけでも僕は一瞬にして大好きなお店になったのだ。
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食事は、何種類かのカレーと焼きそばだけがメニュー。スウィーツは季節の素材を生かしたタルトがメイン。そして今回は時間がなくて飲めなかったが、コーヒーもチャイもジュースもなかなかだとか。
今回はメニューに載ってない「スープカレー」をいただく。本場・北海道のものとは違って辛過ぎず、野菜とえびから出たダシのうまみがやさしい味わいになっていておいしかった。何度でもリピートしていただきたい味。

この静かな森の中の小さな隠れ家カフェ、平日はほかのお仕事をされているため、土日だけの営業。でも、カフェをやるというひとつの夢を週末だけでも実現させたおふたりの楽しそうな姿も、夢をまだ形にできないでいる僕には大きな励みになったりもする。

できれば冬の森の中もゆっくり眺めてみたいものだけど、11月も後半になると極端に人の往来も少なくなる別荘地、冬の厳しさもあり冬季休業となってしまう。
1年目の今年の最終営業は今度の週末、11月15日、16日。そのどちらかには僕も必ずコーヒーとタルトをいただきに行こうと思う。

まだ知名度がまったくないので空いている今がチャンス。そして口コミでファンをどんどん増やしていきたい、そんな風に応援したいカフェだ。
Mさんのようにまったく予備知識なくやってきた旅人でも、一気に気に入っていい時間を過ごして帰っていく。「たび茶」という名前にはなんとなく、そんな思いがこもっているような気がする。

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たび茶
 安曇野市穂高有明7350-25
 ( 学者村鈴玲ヶ丘別荘地内 )
 営業日:土・日 11:00~17:00頃
 (不定期に営業日が変更になる場合あり、お店のblogで確認を)
 冬季休業
 http://tabichadiary.blog25.fc2.com/


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この週末のこと。
日が差さず、まったく寒い土日だった。ついにやせ我慢もここまで、ファンヒーターに点火。

名水で知られる真言宗の名刹、満願寺。盛りは過ぎたがまだまだ鮮やかな紅葉。
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北アルプスの2500m以上の主脈はすっかり雪化粧だけど、その手前、「前山」と呼ばれる標高1800メートル以下の山々の上部も雪化粧を始めた。
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寒風に耐えながら、沖縄原産「島にんにく」に「島らっきょう」、すくすく成長中。来年の収穫が実に楽しみ。
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こんな感じで冬の始まりを過ごしている。
【2008/11/09 23:30】 | 安曇野を歩く | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
踏切
電車の好きな男の子だった僕。
赤ん坊の頃から、なぜか電車の音を聞くと泣き止んだという。
小学生の頃から汽車旅を好んだし、中学生の頃には古きよきものを追っかけて戦前からの旧型電車の走るローカル線に写真を撮りに行ったりもした。当時の大糸線にはスカイブルーの鮮やかな色に塗られた戦前型の電車が走っていて、美しき北アルプスを背景に走るスカイブルーの電車の写真が撮りたくて出かけたりもしていたので、まさかその場所に暮らすとは今思うとびっくりなのだ。

それは、両親とも運転免許を持たず(都会ならそれは珍しくもなかった)、それでいて旅好き、すなわち休日の移動手段はすべて鉄道・バス・船だけだったというところに原点があるのかもしれない。

でも、「鉄」にはなりきれなかった。中学3年生ぐらいから音楽やその他いろんな芸術に夢中になり、女の子とお付き合いする中に「鉄」な話題はかみ合うはずもないとわかってからは、あくまで旅の移動手段に成り下がってしまう。
だから、30年ぐらい前に走っていた鉄道車両についてはそれなりに詳しいのだけど、今はデザイン的な観点から素敵とかイケてないとか思ったりする程度で、形式番号などよくわからないし、写真を撮る僕の被写体でもないし、取り立てて興味を持っているわけでもない。
このあたり、僕という人間の中途半端さが見て取れるのがちょっと残念なのだけど。

そんな因果があるからなのだろうか、安曇野に暮らすようになって車で出かけると、不思議なことによく踏切にひっかかる。それも朝夕のラッシュ時でも1時間に上下4本、日中は1時間に上下2本しか電車の走らない単線のローカル線の大糸線でだ。
ひつじ屋で配達に携わる日などは7~8回は踏切を渡ることもあるけれど、通常はだいたい1日2~4回程度だろうか。その割に2日に1度は踏切で通過する電車に止められてしまう。ひどいときは6回踏切通過機会のある中、6回全部で止められたこともあるのだ。
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朝も昼も夜も。さすがに23時半前に終電の行ってしまう穂高では深夜には電車は走っていないけど、それにしてもすごい的中率だ。不振のバッターなら僕のこの打率には間違いなく嫉妬する。
こんなところで「運」を使うぐらいなら、もっといいところで当たって欲しいよな。懸賞とかくじ引きとかで。とにかくくじ運の悪さでは誰にも負けない僕、まだ今年はひとつもその手の当たりがないのだ。

そういえば、昔、「マーフィーの法則」なんていうのがあったよなぁ。そんなのを思い出す。
バブルの時代に価値観の狂ってしまった僕らの世代。マーフィーもバブル崩壊とともに訪れたんだったっけ。

今は景気後退、マイナス成長になるのではないかと語られるご時勢。
まぁ、のんびり行こうやと、こんなところで神様に語りかけられているのかも。
【2008/11/09 00:57】 | log | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
2日続けて氷点下、霜の降る朝
穂高のアメダス設置場所より標高が高く冷え込む場所にある我が家。
昨日、今年初の氷点下を記録(-0.9度)、今朝も-0.2度まで下がった。

霜が降りてキラキラ。
今日はちょっと出かけなければならないので、朝のうちに畑には行けず、庭先と玄関先でキラキラ光る写真を何枚か。

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この霜のおかげで菜っ葉は甘く柔らかになっていく。
有明山も少し雪が積もったみたい。まだまだ紅葉は美しさを保っているけど、着実に冬が近づいている。

今年は初雪、早いかもなぁ。

明日は立冬、つまり今日が秋、最後の一日。
去りゆく秋を少しでも楽しんで、冬を笑顔で迎えよう。
【2008/11/06 07:32】 | log | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
安曇野スタイル2008 4日目(後編) --- 出会いのとき
11月3日の安曇野スタイル。
僕にとっては4時間の持ち時間を最大限に利用したつもりが、昼のうちには結局この時点ではまだ作家さんとの新しい出会いはひとつもなかった。

これじゃいかん。1日1人、まだ面識のない作家さんに会いに行くという目標は決して不可能な目標ではなかったし、これを達成できないようじゃ僕の人間性が疑われる。
なんとかしなければ。

でも穂高、それも有明山麓方面は今日も大賑わい。なかなかゆっくりお話しできる状況にはないだろうと踏んで、ちょっと目先を変えて池田町へ。
時間的に1ヶ所しか行けないのはわかっていたし、昼休みの終わりに間に合うようにするには・・・と一番近くで工房を構えておられるベテランのガラス作家さんのところへ。


「ステンドグラス工房ASKA」がその工房。
山崎種之さんのステンドグラス作品は北は北海道旭川から南は沖縄まで、全国いたるところに散らばっている。Made in 安曇野が全国にあるのは、SONYのVAIOと匹敵するものなのかもしれないな。
そんなすごい人なのに、山崎さんご本人は芸術家のギラギラした風貌ではなくて実に穏やかな話しぶりの素敵なおじさまだった。
安曇野のアーティストたちは、なんていい人ばかりなのだろう! 少なくともこの3日間、僕が会った人たちはみんなそう。
だからこそ、この「安曇野スタイル」のような観客と一体になって楽しむイベントがうまくいくのだろうな。

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それにしても、池田の東山の高台からの風景はいつ見ても心洗われる。眼下に田園風景を、そして向こうに雪化粧した北アルプス。この地を創作の場所にするアーティストが多いのもわかる。だってこんな景色から得られるインスピレーションは本当にすごいものなのだから。

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ちょうど今月中に納品する予定の沖縄の幼稚園のステンドグラスの完成品が飾ってあった。
雪の降らない沖縄のイメージが、白い山を背後に映す姿は決してミスマッチではなくて、それだけでもひとつの作品としての調和を持っていた。
またその隣には、北方の森に住む小人「ココペリ」をイメージしたステンドグラスが。これはこれで大陸的な安曇野の風景にはよく似合う。

つまり、いい歌がピアノの弾き語りで輝くように、普遍的な美しさが山崎さんの作品にはあると僕は感じていたのだ。

ぜひまたゆっくりと訪ねて、いろんなお話しをしてみたい作家さんに出会えた。ありがとうございます。

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ステンドグラス工房ASKA
 北安曇郡池田町中鵜1413-5
 Tel 0261-62-8086
  ※安曇野スタイル開催期間以外は必ず電話連絡のうえご訪問ください。


そして、ひつじ屋での夕方の僕の仕事は、この3連休では一番の忙しさだった。1日2日はこの時間、カフェの仕事をしていたのに、この日は戻るや否や自転車の回収へ、その後も自転車輸送で軽トラひつじ屋号にほとんど乗りっぱなしの3時間。あっという間に真っ暗になってしまった。

でもまだまだお楽しみが残っている。
今年の安曇野スタイルで、唯一夜間開館をしている穂高有明・学者村内の「ギャラリー・シュタイネ」へ。
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常識や理性に束縛されない自由の王国「不思議の国のアリス」。ろうそくに照らし出されたアーケードを抜けて扉を開けると、素晴らしきワンダーランドが広がっていた。

ここではバッグ作家ema.さんのプロデュース、ディスプレイのもとに、1日に訪ねた「Cadenza」の横尾弘美さんのガラス作品、池田町の「陶房 白露」の小久保朝司さん・隆司さん兄弟の陶器作品、ema.さんのバッグがカラフルな色合いのもとにめくるめくワンダーランドを作り上げていたのだ!

安曇野スタイル最後の夜ということで、作家さんも勢ぞろい。庭先には移動カフェ「VALO」さんも出店していたり、本当に「アリスのお茶会」のイメージそのまま。女の子ならきっと大喜びするだろうし、そんな女の子を好きな僕らもここにいるだけで本当に楽しい。

小久保”兄”朝司さんやオーナーさんといろいろお話しさせていただく中に、何人も知った名前が出てきたのにはびっくり。ああ、もしかして、僕もそんなアーティスティックな安曇野のメインストリームに巻き込まれてる??? 少なくとも安曇野コンシェルジェ・ひつじ屋をお手伝いしている以上、この流れにいるのは間違いないのかもね。

大峰高原の大カエデが霧氷に覆われる頃、小久保さんの「陶房 白露」をぜひ訪ねよう。朝霧がどんどん晴れて北アルプスの山々が徐々にくっきりと見えていくような日だと嬉しいな。

ギャラリー・シュタイネ
 安曇野市穂高有明7360-17
 Tel 0263-83-5164
 Open 10:00-17:00 火・水定休
 http://steine.jp/
 ※「森の奥の不思議の国のアリス」の展示は11/24まで。


そんなわけで、工房を訪ねられたのは3軒止まりだったけど、5人の作家さんと新しくお話しすることができて、とりあえず目標達成。
ここで初めて交換した名刺をベースに、どんな広がりができていくことか、僕自身なんだかすごく楽しみなんだなー。

来年はちょっと違う形で安曇野スタイルに参加したいもの。頭の中にイメージはしっかりと出来ているけど、果たして実現できるのかな。
とにかく頑張ってみよう。

誰かの前で口に出すことで、実現に向かっていく夢をいくつも見てきたこの1年。
来年は僕の番だ。いや、かもしれない。もとい、だったらいいな・・・と3段逆スライド方式でダウンしていくのはいけないな。このプラスなようでファジーにマイナス思考なのは、古くからのタイガースファンだということが理由なのかもな。

とにかく、一期一会と再会に感謝の日々だった。ありがとう!来年も楽しんでいきましょー
【2008/11/06 00:17】 | 安曇野を歩く | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
大声過ぎるつぶやきシリーズ:今日は天中殺か!
いやぁ、今日はホンマによろしうないことばっか起きて疲れましてん。
はよぉ寝たいんですけれど、今日あった悪いことを全部書いてしまって、ホンマに悪かってんか、悪かったと思い込んでいるだけなのか、それとも実のところはええ感じやったのかもしれへんのかもなぁと検証せえへんと夜も眠られへんのですわ。

しゃあないけど、酔っ払いのおっさんに付き合うておくれや。たのんます。

<11月5日の天中殺的出来事 その1。>
火がつかん! ほんの1時間ばかりの朝霧で、こないにもつかへんくなるもんとは・・・
(畑の抜いた草やら終了した野菜の木を野焼きしようにも本当に火がなかなかつかなくて難儀した)

<11月5日の天中殺的出来事 その2。>
トラクターのローターに詰まった草を取り除こうとして金属刃にひっかけて大流血。1時間近く止血できへんかってんけど、まだ生きてますわwww
どうでもええけど、こんなに血ィ流したんやさかい、今夜は赤飯でも炊いてまわんとあきまへんな。
(ちなみに小さな切り傷、擦り傷、やけどは数限りなく作ってしまった。今日は特に落ち着きがなくて、今もキーボード打つ手が痛むのだ)

<11月5日の天中殺的出来事 その3。その4。その5。>
ずいぶん前に買うてた車載用の「インバータ」(車のDC12Vを、家庭用電源100Vに変換する機械)を取り付けてみるも、両面粘着テープの粘着力がイマイチでしてん、気ィついたら外れて落下、その衝撃でiPodの音をカーステレオに送り込むFMトランスミッタが見事にクラッシュしましてん。
一瞬音が出えへんようになって、iPod本体がやられてもうたんやないかと気が気でなかってんですけど、iPodは元気でした。
そのとき、壊れよったトランスミッタをシガーソケットから引き抜いたとき、なななななんと、シガーソケット本体まで一緒に抜けてくるではあーりませんか!
もうディーラーも閉まってる時間、慌ててカー用品専門店へ駆け込んで修理してもらいました。
そして、壊れた米国製のトランスミッタ(高かってんねん、堪忍してやぁ)の代わりに安い国産無名メーカーのトランスミッタを買うてしまいました。
修理は内部の腐食変形が激しく、あくまで応急処置レベルで終わってしまいましてん、これ2月の車検のときに「しっかり直しておきました」とディーラーさんが言うてたのんはウソ八百やってんか!
ウソついたらあきまへん。
ほかにも車検時に修理してもろたところでは「クラクションが鳴らない」、この症状も復活してもうて、ホンマに何やってんねんという感じ。はよクレーム言いに行かんといけまへんな。

想定外の出費:トータル1万5千円なり。うひゃあああああ。これで新しいデジカメが買えるやんけ!(泣泣泣泣泣泣)
せやからわしも著作権売ろうかと今思ってたところですねんて。わっはっはっはっはっは。(フェードアウト)

結局、僕は今日はくたびれもうけの一日だった。ただそれだけ。
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はい、おとなしくかえりますた。すーぴー
【2008/11/05 23:57】 | log | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
焚き火の脳内麻薬、そして物思ふ。
今日は天気予報では1日晴れだったのに、実際は朝9時ごろまで、雨が降っていた。(たぶん、これはもう少し気温が低ければ雪になるタイプの降り方だった)
だから二度寝したりして、3連休で消耗した体力の回復ができただけでもありがたかったと思うようにしよう。

    

いよいよ今週中にはたまねぎの植えつけをしたいということで、夏野菜の片付けもラストスパートに。
うちの庭が乾いてきたことがはっきりわかった午後3時、いそいそと畑へ。カセットボンベ式のガスバーナーを片手に、先日全部倒したトマトやオクラや豆類やその他の雑草をまとめた山に火をつけていく。
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生の草はなかなか燃えないので倒して1週間近く放置して乾かしたのだけど、今朝の思わぬ時雨にまた湿っぽくなっていてなかなかキレイに燃えてくれない。だからと言って今週中に植えつけるにはもうタイムリミットなので、力技でやるしかない。
しばらくバーナーで同じ場所をあぶり続けてなんとか炎を上げてくれて一安心。

燃えて残った灰、すなわち「草木灰」は土壌をアルカリ化するとともに、肥料としても役に立つ。
本当は自然農法的にはあまりよろしくないやり方なのだけど、とりあえずひと夏やってみてまだ不耕起無肥料でやるにはふさわしくない土壌であることがわかり、何年かは普通の有機農法をベースにするしかない。
100%畑にすべてを賭けられる状況ならば、もっと自然農法的なアプローチもできるのだろうけどな。しばらくは試行錯誤が続いていくけど、それもいいものだ。
何を求めて安曇野に移ってきたのか、自らに問うてみれば答えはおのずと出てくること。

今年用意したたまねぎの種は赤たまねぎ2種類、普通の黄たまねぎ2種類で合わせて400本ぐらいの苗が育っている。でも植えつける面積からしてもうあと100本ぐらい苗を買ってきてもいいかなという感じ。歩留まりが8割として、400玉のたまねぎ(それも半分以上は高値で売れる赤たまねぎ)ができれば万々歳。僕が一人で食べられるたまねぎは年間100玉もあれば十分だから、300玉は何らかの形で出荷したり、友人たちに分けよう。
でもできるだけ自然に近い形での有機農産物という価値をわかってくれる人に食べて欲しいもの。
まぁ、とらぬ狸の皮算用だけどね。

    

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火はときどき弱くなり、ところによってはまたすぐに消えてしまうので、バーナーを手放せないまま1時間半。あたりは一気に暗くなる。
まぁ、風の弱い日、それも凪いでくる夕方だったから、引火の心配がなかったのは助かったけど。

それでもまだ燃え残りがたくさん、暗くなってもいいから今日中にできる限りのことはやっておきたい。

今日の一番のニュースは、やっぱり小室哲哉逮捕だろうか。
TM Networkファンが周囲に結構いたし、90年代の破竹の活躍ぶりはまだまだ記憶に新しいけど、正直言って僕は彼のサウンドメイクが大嫌いだった。
だから、小室ファミリーが音楽界を席捲していた頃は、もともとシンセサイザーでの音作りを楽しんでいた僕をアコースティックな路線に向かわせた。そしてボサノヴァ・ギターに挑戦したくなったのだけど、住宅事情ゆえに諦め、音楽が僕の生活から遠ざかっていったのが10年前。

ある意味、ひとつの時代が終わり、転落しきった男の哀しみを僕は小室に見た。
一度生活のレベルを上げてしまうと、それを身の丈に合ったものにしていくのは本当に困難なのだろう。
作曲家にとって一番の存在意義である著作権を売ってまでやっていかねばならないというのは、本当に哀れというしかない。聞けば詐欺をはたらく以前に既に代表曲の多くの著作権が売られ、彼の手元にはなかったという。その時点で、彼は人生を諦めたのだと思えてならない。

表現者として、自ら表現したものにかかわる権利を放棄することは、自らの否定につながるもの。
これはまだブレイクしていない僕でもよくわかる。それもお金のためだけにということは、本当に情けない。

嫌でも毎日小室の曲を聞かされていた日々、頭にいろんなメロディーが思い浮かぶけれども、やはりつまらない曲ばかりだと思う。大量生産大量消費型の音楽。
だから、彼の栄光はほんの10年程度しか続かず、飽きられたのだろう。

過去の栄光にしがみついて金に執着するぐらいなら、まだまだ麻薬でもやってたほうが健康的だと思えてしまうのはなぜだろう?

そう、焚き火の視覚と嗅覚、そして煙による痛覚の効果で、僕は脳内麻薬が相当量分泌されているのだろうな。

    

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晩秋の日暮れは早い。あと半月もすれば、この有明山麓は午後3時過ぎには日が当たらなくなってしまう寒い時期に突入する。
洗濯物の乾かない憂鬱な時期。

でも冬は冬の美しさがこの地にはある。
お金がなくてもこの自然があればこそ、僕はきっとこの地で生きていける。

いろいろ物思ふ晩秋の夕暮れどき。

火が自然鎮火するのを確認して、僕は家に帰る。
明日も焼ききれなかった草を焼かなくては。
【2008/11/04 19:28】 | 農的生活日記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
安曇野スタイル2008 4日目(前編) --- reunionのとき
11月3日。文化の日。
「安曇野の文化祭」も最高潮を迎えているはずが、穂高駅前は意外に静かな午前中。
レンタサイクルの配達は1件だけ、のんびりモードで11時から中抜け時間に突入した。

そんなわけで4時間も持ち時間があったので、今日は再会と一期一会をいくつも楽しめると思った。

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まずは時間調整を兼ねて「赤沼家」へ。安曇野らしい屋敷林のある立派な古民家がギャラリーとして活用されている。(普段は公開していないが、イベント等でギャラリーとして使用)
今回は「座敷童子と5~6人」と題して、安曇野で活動するガラス作家さんたちの作品を展示。その向こうでは座敷を利用してカフェも営業していたり、移動カフェが出店されていたり、我らが「安曇野地球宿」とよく似た活用の仕方。築110年の雰囲気を活かすとなると考えることはみんな似てくるのかな。
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しかし、複数の作家さんが展示されていると、この場にいる人たちの誰が作家さんで誰がスタッフで誰がお客さんなのか、よくわからない。先月初めに豊科近代美術館であった「美術館ワンダーランド」という特別展で、その透明感をもち、安曇野の青い空を思わせる作風が大いに気に入った松原幸子さんが今回ここで出品されているということで、もしかしたらお会いできるかなと思ってきたのだけど、この状況、そして結構混んでる中では本当に誰が誰だかわからない。
そうこうしているうちに時間切れ。ちょっと残念だったが仕方がない。


次は「Cafe穂高」へ。
ここは登山家のダンプさんこと高橋和之さんが登山基地として生活する敷地の一角で、かつては高橋さんのお店「カモシカスポーツ穂高店」があった場所。今も敷地内にはカモシカスポーツのオリジナル・ブランド「ヘリテイジ」の工場がある。

その元カモシカスポーツの建物を一昨年に山好きの女性2人の手でカフェとして再出発したのがこのCafe穂高。
ここで友人のイラストレーター・あおぞらさん、プチ写真家・いとうなおこさんの二人展が行われている。この日はふたりがいるということで、安曇野スタイル特別メニューのランチをいただきながら、近くに住んでいるのになかなか会えなかったふたりとの再会を楽しむ。
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山小屋を思わせる白木の壁に秋らしい装飾とともにディスプレイされたふたりの作品は、それだけで完結したひとつの世界を作り上げていた。
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そこへ加わったのがこの4日間だけの特別な「ご飯ランチ」。普段はパンとパスタ、そしてスウィーツが食べられるCafe穂高だけど、初のご飯メニュー。酵素玄米に地の野菜を中心にしたちょっとゆるめのマクロビオティックなおかずの盛り合わせが秋らしい彩りで、これもまた山と自然を愛する女性らしい感性が光る作品。

のんびりランチをして語り合ったりしていると、知った顔が次々とやってきてびっくり。ふたりと共通の友人が何人もいるというのもあるけれど、類は友を呼ぶんだね。
とにかくいい気分でお昼のひとときを過ごすことができた。ありがとう。

いとうなおこ写真展「着物にしたい風景展」
               at ギャラリー王冠と猫(穂高有明、山麓線沿い)
                 11/22(土)~24(月) 10:00~17:00
   好評スライドショーの新作も上映します。


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Cafe穂高
 安曇野市穂高北穂高2827-18
 Tel: 0263-82-5772
 営業時間:11時~18時 定休日:水・木曜

その後、安曇野地球宿へ車を飛ばす。やっぱり僕が安曇野暮らしを決意した原点だったのは望さんとの出会い。そんな望さんが仲間たちと安曇野スタイルに今年から参加するという姿を一瞬でも見に行かないわけにはいかなかった。
写真は望さんのblog(あるいは地球宿イベントblog---どちらも地球宿ホームページからリンクあり)を見てもらうことにして、友人の家具職人・山田義明くん、手ぬぐい&帽子作家・中村綾花ちゃん、イラストレーター・中武ひでみつくんと、展示作品を前に短時間ながらまったり語る。(合コン?フィーリングカップル?の話題まで。笑)
ほかにも地元の友人たちで久しく会ってなかった人たちとも会えたし、焼き芋を焼く望さんの充実した笑顔にも会えたし。
そんな意味では地球宿の安曇野スタイルは大成功だったんだろうな。

ということで前編は再会「reunion」に焦点を置いてまとめてみました。後編は作家さんとの新たな出会いを書きます。お楽しみに。
【2008/11/04 11:09】 | 安曇野を歩く | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
安曇野スタイル2008 3日目 --- 鉄工房Eisenへ
11月2日。安曇野スタイル3日目は素晴らしい快晴の空の下。
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連休の中日なのに珍しく配達もなく、レンタサイクルやカフェのお客様の出足も今までの連休の中日とは違ってなんだかのんびり。朝の都会の真冬並みの冷え込み(我が家の外の最低気温1度)がウソのような穏やかな午前を終わる。
たまねぎの植え付けを前に刈った雑草やトマトやオクラや豆類の枯れ草を少しずつバーナーで焼き始める。焼き畑農業ではないけれど、こういった草を焼いた後に出る灰はたまねぎのいい肥料になるのだからつい頑張ってしまう。火事を出さないためにずっと近くで見張ってなければいけないのだけど。

それが終わったあと、今日まで滞在のMさんから「お昼一緒にどう?」とメール。安曇野スタイルに参加しているカフェやレストランはかなり混んでいる状態だったので、穴場のカフェへ。(ここを訪ねたことについては別途記事にします。)

腹ごしらえ後、訪ねたのが 穂高有明学者村の入り口にある「鉄工房Eisen」。
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「鉄工房 Eisen」
小谷村出身の宮嶋昭夫さんの、鉄細工の工房。昨年先代からの家業であった小谷のロッジをたたんで、有明に移って工房を構えた宮嶋さんとぜひお話しがしてみたいと思ったのは、その経歴もあったからなのかもしれないけれども、友人の「ブレイク寸前」イラストレーター・内川絢子ちゃんのお父さん・内川博さんが同じ金属を扱うブロンズ彫刻作家であることも手伝って、僕にとって「実利的な素材」でしかなかった金属を人の心の通った芸術に昇華させる人たちに大きな興味を持ち始めていたことが、この「鉄工房 Eisen」を訪ねた一番の動機だった。
つまり、僕には届かない文字通り「硬い」仕事に、芸術の命を吹き込んでいる姿にはなんだか惹かれるものがあるのだ。

Eisen(アイゼン)とは、ドイツ語で「鉄」の意味。飾ることのない素敵な名前の工房だ。
そして、宮嶋さんもロッジのご主人としての長年の経験もあってか、とても柔和な表情の素敵なおじさまだった。
彼の創る作品は、鉄という「冷たい」素材でありながら、ものすごい暖かみを感じるものばかり。
本業の片手間から始めた鉄細工は2000年から本格的に開始したということで、まだ作家さんとしてのキャリアは短いのだけど、ロッジの経営に携わる前はエンジニア、幼少時代には伯父様の経営される鉄工所に出入りして鉄に親しんできたということで、鉄との付き合い方については誰よりもよくわかっている方なのだ。
素材を知り、それと同時に人の心をつかむスキルを持つ、そんなクリエーターに、僕もなれたら最高だと思う。

作品を一通り観させてもらって、時間の許す限りお話ししたいなぁと思っていたのだけど、非常にタイミング悪く「レンタサイクルのお客様にトラブル発生」との電話が入り、泣く泣くその場を後にするのだった。
でもちゃんと僕は自己紹介をして、これから安曇野を舞台に何をしようとしているのかもほんの少しだけ、でも誠実に笑顔で話をしたら、「ぜひいつでも寄ってもらっていいから、続きを話そう」と言ってくださった宮嶋さんの懐の深さに触れただけでもいい気持ちで仕事に戻ることができたのだ。

一期一会。人と新たにつながっていくことの素晴らしさ。
それが素敵な人生の先輩だと、僕は謙虚に心を開いて夢を現実に近づけられる。

宮嶋さん、冬が来る前にぜひまたお話ししましょう。ありがとうございます。

鉄工房 Eisen (宮嶋昭夫さん)
 安曇野市穂高有明7379-17
Tel&Fax:0263-50-5017
http://www5.plala.or.jp/Eisen/
【2008/11/03 00:52】 | 安曇野を歩く | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
安曇野スタイル2008 はじまる --- Glass Studio Cadenzaへ
今年で5年目を迎え、安曇野の秋の恒例行事としてすっかり定着した感のある「安曇野スタイル」。
10月31日にスタートの声を聞き、100ヶ所を超えるギャラリー、工房、その他各種施設が一斉に「秋の文化祭」のごとくお客様を迎え入れて始まった。

僕は、当初自転車での「道案内ツアー」をやろうと考えていたのだけど、諸々の事情により今年は断念。その代わり、時間があればボランティアで道案内をしようかと計画する中、たとえそんな道案内ができなかったとしても1日最低1ヶ所はまだ面識のない作家さんの工房を訪ねてみようと思っていた。

初日、10月31日は、さまざまな月末の雑事に追われて結局どこも訪ねられず。

そして、11月1日。なんとか昼の中抜け時間にひとりの作家さんの工房を訪ねる。
10年来の飲み仲間、温泉仲間、そしてタイガース仲間のMさんがお母様と安曇野を訪ねてこられたので、お母様の喜びそうな場所として選んだ工房は・・・

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「Glass Studio Cadenza」
穂高有明の宮城地区にある小さな工房で、バーナーワークによるガラス工芸作品を作り続けている横尾弘美さん。アートヒルズ出身の彼女がここに工房を構えてから5年ほどが経っている。ということは、安曇野スタイルの歴史そのものがCadenzaの歴史でもあるわけで、そういう面でも非常に興味深い工房。
安曇野には10ヶ所以上のガラス工房があるが、その半数以上は吹きガラス、残りも同じバーナーワークではあるけれどもトンボ玉によるアクセサリーづくりが主流という世界で、純粋にガスバーナーで色ガラスを溶いて色を合わせ、新たな命を吹き込む仕事をしているのは横尾さんただ一人だ。
ご本人いわく「変わり者なんです」とのことだけど、創り上げる作品はごくごく普遍的なモチーフのものが中心。
いかにも小さな女の子、そして大人になった女の子たちが好きそうなキラキラ光る透明なアクセサリーはもちろん、カイワレ大根、野の草、カエル、そして何かの生き物のような躍動感あふれる作品たちに、そんな女の子が好きな男の子だった僕も思わず顔がにやけてくる。
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この独特の世界にはきっとかなり熱いファンがいると直感したとおり、横尾さんの代表的な作品を欠かさず収集している人もいるそうだ。アートヒルズ時代からのファンには、「震災で全部壊れてしまったから」と新たに集めなおしている神戸在住の方もいるそうだ。

ガラスでもこんな表現ができるんだとびっくりするかもしれないけれど、キラキラ光る透明なものが好きな人にはぜひ訪ねて欲しい工房だ。

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Glass Studio Cadenza (横尾弘美さん)
 安曇野市穂高有明8972-4
 Tel&Fax : 0263-83-3323
  ※安曇野スタイル期間中(10/31~11/3)は工房公開。
   それ以外の時期は、電話でお問い合わせのうえ、お訪ねください。
【2008/11/02 23:14】 | 安曇野を歩く | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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